「金八先生」の中3、「14才の母」の中2という、ドラマ内妊娠記録を大幅に更新しちゃった作品です。


小学校5年生の春菜(甘利はるな)の担任、若い女性の八木先生は、同僚の先生たちの反対を押し切り、妊娠の仕組みについて、授業で詳しく、正しく教えることを実行する。

その内容を聞いて、春菜はあることに気付きました。

これは、仲良しのヒロユキとした、「くっつけっこ遊び」のことだと。

やがて、春菜のお腹は大きくなってきて、命の芽生えを自覚するのだが、まわりの大人たちは誰も気付かないのでした。



ちょっと思っていた感じとは違いましたね。

もっと、小5が妊娠することによってのまわりの大人たちの反応とか、マスコミの執拗な取材とか、そういうリアルシミュレーション的な作品かと思いきや、まわりの大人たちは本当に気付かなくて。

さすがにそれは無理があるんじゃないかと。

なので、最後まで引き込まれずに終わってしまったというか。


子供たちの団結や、じいちゃんばあちゃんの優しさにはジーンと来ましたよ。

それと、主演の甘利さんは、若いのにしっかりした演技をされる子ですね。

将来有望でございますな。


あと、最近の学園物とかを見ていると、いつも思うことがありまして。

だいたいどの作品も、生徒は冷めていてまとまりがなく、親たちは学校に対し理不尽なクレームを言い、教師たちはそんな両者を腫れ物のように扱う‥‥。

まぁ、大抵のドラマではそういう状況は改善されていきますが。

実際の今の学校って、本当にそんなんなんですかね?

この作品でも、親たちの理不尽なクレームを受けた教師が悩み、しわ寄せのように子供たちに冷たく当たるシーンがありまして。

それが、映画の中の話とはいえ、妙にイラッとしてしまいました。親にも先生にも。


なんか、「そんな学校あるかい!」くらいやり過ぎててもいいので、観た後にスカーッとする学園物を久々に観たくなったっす。



☆こんな人におすすめ

 ・子供の団結映画好き

 ・おじいちゃん・おばあちゃんに会いたい人

 ・妊娠映画マニア