実在の女子バスケチーム「JALラビッツ」をモデルにした映画だそうです。


子供の頃からCAに憧れていた早瀬ゆかり(石原さとみ)は、念願の出社初日、手違いでラビッツに入ることに。

最初は断ったゆかりですが、監督(高田純次)に隠れた才能を見出され、やはり入部させられてしまいます。

そこからゆかりの、仕事にバスケに恋に奮闘の毎日が始まるのでした。



なんと言いますか、あまり入り込んで観れませんでした。

仕事にバスケに恋に友情に‥‥という盛りだくさんの要素が、逆に全て中途半端な感じに見えまして。

どうせなら、昔の大映ドラマくらい突き抜けて欲しかったですね。

え?う~ん?なんで?と思ってモヤモヤしてる間に終わってしまいました。


それに、(軽くネタバレです)「できなくて足を引っ張る」という設定はいいとしても、「怖くてシュートが打てない」っていう症状は、あまりにも非現実的すぎましたね。

「(練習ではできるのに、試合では)打っても全然違う方向に行ってしまう」ならまだしも。

そういうところも含めてのモヤモヤでした。


あと、どうやら僕は、主演の石原さんのコミカルタッチな演技が苦手みたいです。

一生懸命だけど、どこかボーッとしてて、自分の意志とは別に、まわりの流れに巻き込まれていく、みたいな。

それが、どうも過剰というか、不自然に思えてしまって。あくまで個人的な意見ですよ。

せっかくきれいな女優さんですし、スクリーンでの存在感も抜群なので、次はもっとバチッとハマる役に出会って欲しいですね。


ポルノグラフィティが主題歌を歌っているのですが、この映画にすごくマッチしてて、そこのシーンは心地良かったですよ。

映画のテーマと主題歌がバチッとハマッてて、しかも本編にも曲が使われている邦画は久しぶりに観ました。

いいことだ。


それにしても、バスケもやって客室乗務員もやる本物のラビッツのみなさんは大変ですな。

女子バスケのリーグの存在も、この作品で知りましたし。

ぜひ、ケガのないように良いプレイを続けていただきたいです。


全然関係ないですけど、なんで今は「スチュワーデス」って言ってはダメな空気になってるんですかね?

「看護婦」を「看護士」って呼ばないとダメになったり。

呼称で男女を分けるなってことなんでしょうけど、以前から馴染んでいる呼び名を替えてまでそうする必要あるんですかね。

男女差別的な意味が含まれているとは、僕は思わないですし。

スチュワーデスさんや看護婦さんたちが、そう呼ばれるのが嫌で嫌で仕方なかったっていうなら、それは替えるべきだと思いますが。あ、そうなんですかね?

不思議な世の中ですな。



☆こんな人におすすめ

 ・石原さとみファン

 ・女子青春映画好き

 ・「ザ・セクシー」真木よう子ファン