ウィル・スミスが、またもヒーロー役です。


ロサンゼルスに住み、凶悪な事件や事故を超人的な力で解決するハンコック(ウィル・スミス)。

同時に、その解決方法の粗雑さで街に甚大な被害を与えることや、その粗暴な正確から、街の住民には毛嫌いされていました。

そんなハンコックがある日、一人のサラリーマンの命を救います。

彼はPR会社の社員・レイで、命の恩人であるハンコックのために、イメージ回復作戦を企てるのでした。



嫌われ者のヒーローとは、これまた珍しいっすね。

ホームレス同然のカッコでベンチに寝そべり、小学生からもバカにされて。

飛び立てば道を壊し、飛びながら看板を壊し、着地してまた道を壊す。

近所に住んでたら最悪ですな。

でも、街を壊しまくりながら凶悪犯を追うシーンなんて、爽快ですらあったので不思議なもんです。


そんな感じのヒーロー系コメディかと思ったんですが、途中から様相が一変しまして。

ネタバレになるんで、詳しくは書けないですけど、これは賛否両論あるでしょうね。

そこで「なんじゃそら」と思った人には、全然つまんない映画になるかもです。

ド派手なアクションや強大な敵との超絶バトルを期待して観るなら、ちょっと肩すかしでしょうね。


僕は結構面白かったですよ。

「スーパーヒーローの孤独」を描いた作品は珍しいのでは。

何ヶ所かちょっと泣きそうになってしまいました。

ラストも、一見ハッピー、実は哀愁。ああ、詳しく書けない。


しかし、ウィル・スミスはもう普通の男の役はできないんじゃないですかね?

地球を何個救えば気がすむんでしょうか。

あ、今回は地球の危機ではなかったですけど。


逆に、次はどんなデカい役をやってくれるのか楽しみですな。



☆こんな人におすすめ

 ・男の哀愁映画好き

 ・シャーリーズ・セロンかわいい

 ・街の破壊シーンフェチ