有名なアメコミ「超人ハルク」の実写映画版です。


科学者のブルースは、研究実験中の事故で大量のガンマ線を浴び、心拍数が上がると緑色の凶暴な大男「ハルク」に変身してしまうという、特異体質に。

その体質を研究し、軍事利用しようとする軍隊に追われながら、ブルースは身を潜め、元の体に戻る方法を模索するのですが‥‥。



正直、アメコミの映画化なのであんまり期待していませんでした。

というのも、ちょっと前に観た「ゴーストライダー」や、「スパイダーマン3」「ファンタスティック・フォー2(1はまあまあでしたが」など、CGに頼ってばかりで内容のうっすい映画が多かったもので。

ところが!

良い意味で期待に反して、面白かったですよ。

アメコミによくある、得た力を存分に使って、やたらと敵と戦いまくる展開(それはそれで良かったりしますが)ではなく、「放っといて~!」と言わんばかりに逃げまくり、自分の体質に悩んで頭をかかえているブルースが、妙に人間臭くて。

ストーリー的にもテンポが良く、終始ハラハラの展開で飽きずに観れましたし。


でも、軽~いネタバレになりますが、うなり声しか発せず、何事も力まかせでキングコング並の知能しかないハルクなのに、最後の最後で急に必殺技の名前を叫びながら敵に喰らわしたのは、正直、かなりのドン引きでした。

何でそこでしゃべっちゃうの‥‥それまで結構良かったのに‥‥。

それと、アメコミ映画にありがちな、続編を臭わすエンディングも好きではなかったです。

その2つさえなければ、もっとスッキリ映画館を出れたんですけどね~。


まぁ、それを差し引いても面白かったですよ。

僕の中のアメコミ映画への偏見がちょっとなくなりました。



☆こんな人におすすめ

 ・超人ハルク好き

 ・アメコミ映画に偏見がある人

 ・筋肉フェチ