ノーマークの映画だったんですけど、ブログのコメント欄ですすめて下さった方がいたので行ってみました。
両ブログとも、コメント欄はいつも全部読ませてもらっているので、そういうおすすめは大歓迎です。あざっす。
確かに面白い映画でした。めっけもんです。
かっちょいいロックンローラー・ルイスと、かわいいチェロ奏者・ライラが、ふとした拍子で出会い、その瞬間に恋に落ち、その日のうちに結ばれるんですが、厳格なライラの父によって、2度と会うことなく引き離されます。
しかしその時、ライラのお腹には命が。
でも、せっかく生まれた子は、父から死産だとウソを告げられ、赤ちゃんは孤児院へ。
つまり、父も母も、2人の間に子がいることを知らずに時を過ごすわけです。
その子供が、天才的な音楽センスを持つ少年エヴァン。この物語の主役です。
はてさて、その3人の命運やいかに。
まず、お父ちゃんもお母ちゃんもエヴァンも、みんないい人なんですよね。
十数年間、ルイスはライラを、ライラはルイスを、エヴァンは両親をいつも想っていて。
ちょっと映画的ですけど、そこを感じさせない良い表情をしよるんですよ。3人とも。
そこに好感が持てた僕は、グイグイ引き込まれて観ちゃいました。
あと、いっぱいある演奏シーンがカッコ良いんですよね。曲も含めて。
エヴァンのギター演奏シーンなんて、堂々としたもんでしたよ。オリジナリティもあって。
実際に弾いてるんだろうか?
どうやったら、あの若さであんなカッコ良い弾き方ができるんだろうか?
ギターって、上手い下手はもちろん大事ですけど、弾いてる姿がかっこ良いか悪いかも同じぐらい重要ですら。
ええ、もちろん個人的意見です。
その点、エヴァン役のフレディ・ハイモアは文句なし。弟子にして下さい。
個人的な欲を言うなら、最後の演奏シーンで、もうちょっとエヴァンが楽しんでる感じが欲しかったというのと、
「よく考えりゃあ、ルイスもライラもちょっと軽いんじゃね?」
という疑問をはさむスキを与えないで欲しかったということですね。
まぁ、タイタニックもそうやったか。
外人は一目惚れがお好き。
そこを大事にしつつ、数年後に再会するのもお好き。
あと、観た人は分かると思うんですが、僕はもう2分でも1分でも、その続きを観たかったですね。
3人が…な。詳しく言えないけど!
とにかく、映画的御都合主義が好きじゃない人は別として、観て損はない映画の1本だと思いました。
☆こんな人におすすめ
・不遇な子が頑張る映画好き
・夢を追うバンドメン
・運命の出会いに憧れ派