ホラー系は基本的に行かないんですが、原作があのスティーブン・キング(ホラー界の巨匠)だっちゅうので観てみました。


いや~、怖かった!


ある夜、嵐に襲われたある町。

翌日、家の修理用品や食料を手に入れるため、大型スーパーに買い出しに行く主人公の親子。

そこは、同じような買い物客でいっぱい。

そのスーパーに、突然四方から霧が押し寄せてきます。

みんな、「すぐ晴れるだろう」なんて楽観的に見ていましたが、徐々に事態の重大さに気付き始めます。

なんとその霧の中には、見たこともない、おぞましい生物が潜んでいたのです‥‥。


というお話。

怪物はもちろん怖いんですが、恐らく一番怖いのは人間だということを伝えようとしているのではないでしょうか。

スーパーに閉じ込められた人間たちは、それぞれの反応を示し出します。

怪物の存在を信じる人・信じない人。

無理にでも帰ろうとする人・残ろうとする人。

まわりに流されつつも協力的な人・なにかにつけて非協力的な人。

その中に一人、異常なおばはんが。

いわゆる狂信者で、妄信的に神を信じ、自分が神の使いで、この状況を神からの罰だと言い出しよります。


ここが怖ポイント!


最初は全く耳を貸さなかったみんなも、状況が悪くなるにつれ、何かにすがるように、そのおばはんの言うことを信じ出すやつが徐々に増えてくるんです。

すると、そのスーパー内でも争いが始まるんですな。

僕は多分、そんな戯言に耳を貸さないタイプなんで、自分がそのスーパーにいたらと思ったらゾーッとしましたよ。

そんな中でも、最後まで生きる術を探すお父ちゃん。

彼と息子の運命やいかに‥‥。


あと、忘れちゃいけない衝撃のラストシーン。

いや~、衝撃的でした。

ここでもまた、人間の怖さ・弱さを思い知らされたっす。

もちろん言わないですけど。


どうやらこのラスト、賛否両論らしいです。

僕は、決して好きではないですが、グサリと心に突き刺さりました。

え?そうなんの?と。


気になる人は、どうぞ劇場で。



☆こんな人におすすめ

 ・巨匠・スティーブンキングファン

 ・ホラー全般が好き

 ・衝撃のラストって??な人