原作のマンガがかなり好きなので、観に行ってみたんですが‥‥まぁ、ビックリしました。
悪い意味で。
香港の監督らしいです。
原作通り舞台は日本で、登場人物もみんな日本人の名前。
でも、主役の役者さん含め、日本人はほぼ出てません。
パッと見、敵役の魔裟斗さんと、少年院の院長の石橋凌さんくらいで。
あとはみんな香港か、他のアジアの国です。
では言葉は?
みなさん、恐らくしゃべれません。
では言葉をどうしたか。
なんと、まさかの「吹き替え」でした‥‥。
その時点で、昔よく深夜にやっていたような、B級アジア系映画のような安っぽさが。
それに、作品中に出てくる、考えられないくらい汚い少年院や、雰囲気がいかがわしすぎる繁華街は、あまりにも日本とかけ離れすぎてて‥‥その2点でまずドン引きしちゃいまして。
なぜ、そんなデタラメな日本が、日本で通用すると思ったんですかね?
他の国でも、よその国の監督が、その国が舞台の映画をこんな風に作って上映したら、同じような意見が出ると思うんですけど。
調べてみたら、香港と日本の合作でした。
日本人スタッフは、その違和感に何も意見しなかったんですかね?
それなら、原作とは違っても、映画版アレンジってことで香港が舞台で香港人が主役の映画だったほうが、もっとすんなり観れたんじゃないかと思います。
内容も、原作の殺伐とした雰囲気だけなぞっていて、主人公・成嶋亮の心の闇の部分には、ほとんど触れられていませんでしたし。
そこがあっての軍鶏なのに。
脚本は原作と同じ方だったのに、なぜこんな軽くなってしまったのか‥‥。
「坊主憎けりゃ袈裟まで~」じゃないですけど、公式HP見たら、主人公の名前「成嶋」が「成島」になってる部分があったりもして、あ~もう!
ちゃんとしようよ!いろいろと!
☆こんな人におすすめ
・香港B級アクション映画マニア
・昼ドラ「はるちゃん」以来?役者・魔裟斗ファン