韓国映画です。
前半と後半が全く違う作品かのような変な作品でしたが、これがなかなか面白かったですよ。
李朝時代の韓国のお話で、性に関しては厳しい厳しい規制と恥じらいのあった時代。
庶民の間では、エロい描写の入った恋愛小説が、ひっそりと流行しておりました。
もちろん、今の過激なAVに比べれば、かわいいかわいいエロさなんですが。
物語は、真面目な役人の主人公が、ある日ひょんなことからその小説を目にし、しかもそれに興味を持ってしまい、自分でも書いてみるところから始まります。
しかもそのエロ小説が大ヒット。
絵の上手い知り合いに挿絵を頼み、そこからさらに爆発的ベストセラーに。
しかし、そこにはちょっと落とし穴が。
主人公が、自分の実体験を元に書いたりしたもんで、騒ぎは王室も巻き込んで思いもよらぬ方向に‥‥。
前半はコメディタッチです。
いい大人がよりそって、新しい体位はないかとか、女の絶頂時の顔はどんなんだとか、真面目にエロく議論しているところには、バカバカしいと思いながらも、その純粋な探求心に共感して笑ってしまいました。
ところが後半は一転。
詳しくは言いませんが、ひょんなことからとんでもないシリアスタッチな展開に‥‥。
特に終盤は、話の先が全然読めなくて、そりゃあもうドキドキしっぱなしで。
いや~、2時間があっという間でしたよ。
いい作品でございました。
しかし、どの時代でもどの国でも、男はバカでエロくて、女は嫉妬深い生き物なんですな‥‥。
☆こんな人におすすめ
・おバカさに笑いたい人
・付き合いたてのカップル
・エロへの探求心旺盛な人