先祖が犯した罪によってかけられた呪いで、鼻と耳が豚のカタチで生まれてきてしまった女の子のお話。


と書くと、「蛇女」や「口裂け女」みたいに、なんかオドロオドロしい作品みたいですが、なんのなんの。

「同じような名家の人間に、永遠の愛を誓われると呪いが解ける」

というところがキーワードになっているように、意外にも明るいラブコメディでした。


脇役のみなさんも良かったですね。それぞれ味があって。

特に、相手役のジェームズ・マカヴォイのチョイ悪な男前さと、小さいおっさん(本当に小さい)ピーター・ディンクレイジの小気味よいお芝居は一見の価値ありです。


途中、軽くダレた感じがあったのが、僕としては勿体なかったですね。

ダレたと言うか、もっと見たいところがあったのに、と言うか。


そこさえ気にしなければ、物語は素敵でしたよ。

ラストのシーンとかは、かなりグッときましたし。


自分の容姿について、他人からどれだけ何を言われようが、自分が自分を嫌いになっちゃあダメなんですな。


君は豚鼻。僕は猿顔。うるせえ。



☆こんな人におすすめ
 ・ラブコメディ好きの人

 ・女は顔じゃないぜ!という男子

 ・私の顔は呪いのせいだ!という女子