
「会話セリフの単語数は、映画『ハリーポッター』第一作の約77,000単語を超える80,000単語以上。」
ついに「動かせる映画」の誕生である。
一度この世界に飛び込めば「完全なる自由」が約束される。
本作は、アメリカのロックスター・ゲームズ社から発売された「オープンワールド型」のクライムアクションゲームで、シリーズ通算12作目。
人と車が行き交う大都会、日差しの強い海岸、延々と連なる山脈、「カリフォルニアの全て」がリアルサイズで再現されたこのバーチャル・ワールドに一歩足を踏み入れたら、誰もがその光景に驚くはずだ。
街、人、自然、動物、全てが生きているとしか思えないからだ。
「マンハッタンの2倍」という126平方kmの広さがある広大なオープンワールドの、どこまででも自分の意思で自由に行動でき、生活できる。
歩いて散歩したり、自転車で徘徊したり、車で高速に乗ったり、映画館に行って映画を観たり、コンビニに寄って買い物をしたり、スカイダイビングやスキューバダイビングやテニスやゴルフで汗を流しても良い。
もちろん飛行機やヘリコプターや船を操縦することもできる。
そして、「映画魂」の詰まった本作は、あらゆる映画の名場面を再現する事も可能なのだ。
『007』のボンドカーに乗って助手席を吹っ飛ばしたり、『バッドボーイズ2バッド』の「荷台の車」を落としながらのカーキャリアチェイス、『ハートブルー』や『ダークナイト』の「覆面」を被っての銀行襲撃、『ヒート』の現金輸送車に体当たりして横転させてからの強奪&激しい銃撃戦、『スモーキン・エース』の高層ビル潜入&隣のビルから「長距離狙撃」のチームワークなど、数え切れない程の「映画ネタ」が盛り込まれていて、映画で観たことのある「あらゆるシュチュエーション」を自分の思うままに操作できる。
本作は、発売から24時間で1,121万本を売り上げ8億1,570万ドルの収益を生み出し、収益は3日間で「10億ドル」に到達した。
これは、ゲーム業界内だけの記録に限らず、『アベンジャーズ』や『アバター』といった映画作品が保持していた「エンターテイメント全ての記録」を塗り替える驚異的な数字だ。
もちろん、数々の「ギネス世界記録」を更新し続けている。
ゲームでありながら、今までのハリウッド映画で一番製作費の高い「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の約300億円に次ぐ、約260億円という信じられない開発費の本作。
それに対し、発売24時間での売上が約800億円という事は、開発費の3倍以上をたった「一夜」で売り上げた計算になる。
数々のハリウッド映画オマージュが詰まった本作が、開発費と売り上げで本家のハリウッド映画の記録の数々を軽く超え、全ての「エンターテインメント」の頂点に立った。
「世界中の人々を楽しませたい」という開発スタッフの「魂」がハッキリと証明された瞬間だ。
あらゆる映像技術が進歩し、映画とゲームの境界線が曖昧になってきている昨今を象徴する本作の完成度は、未来のエンターテインメントの方向性すら変えてしまう「破壊力」で、あらゆるジャンルのクリエーター達のバイブルとして永遠に語り継がれるだろう。
「史上最も継続的に物議を醸すビデオゲームシリーズ(ギネス認定)」
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