
「《怖い映画は苦手》そんな理由で観ないなんて、損をする。」
右も左も前も後ろも判らないハラハラドキドキの恐怖を映画で体験したい人は、全ての情報をシャットダウンし、一人で『キャビン』を観るべきである。
監督・脚本は「LOST」「クローバーフィールド」の脚本を手がけたドリュー・ゴダード。
森の別荘=キャビンへとやって来た大学生の男女5人。
彼らが地下室で古いノートを発見し、呪文を唱えてしまったことから何者かが目を覚ましてしまう・・・。
どこかで観たような設定、あえてB級ホラー映画の教科書のようなシチュエーションからスタートし、古今東西のホラー・スプラッター・サスペンス映画の「お約束」とオマージュを総動員する「驚愕の後半」にノンストップで突き進み、映画マニアの予想ですら簡単に覆す着地点へ降り立つ。
全ての言葉が「ネタバレ」になる程の秘密がギッシリ詰まっているのでこれ以上は話せないが、鑑賞後にこれほど会話が盛り上がる作品は「スクリーム」以来。
古い山小屋の地下室へ通じる扉を開けたら最後、もう絶対に引き返せない。
本作は全ての「恐怖映画」の《答え》なのだ。
「あなたの想像力なんて、たかが知れている。」
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