ロジャー・ラビット | 愛すべき映画たちのメソッド☆

愛すべき映画たちのメソッド☆

映画感想家・心理カウンセラー・芸術家のNatsukiです☆

『映画にどんなに素晴らしいメッセージが含まれていようと
「娯楽性」がなければ作品としては失敗だ』/レオナルド・ディカプリオ



「愛しいジェシカよ、どんなに君のことを愛しているかわかるかい?1の1000倍、2の1000倍、3の1000倍・・・」

この作品をまだ観ていない人が心から羨ましい・・・それくらい初めて観た時の「ワクワクドキドキ感」が今も忘れられない。

ただの子供向けファンタジーじゃなく、意外と大人のテイストが満載。

CGの無い当時としては大変な製作過程だった《実写とアニメーション》を合成した作品。

1988年のアカデミー賞「視覚効果賞・編集賞・音響効果賞」を受賞したくらい技術的にも画期的で、1947年のハリウッドにトゥーン(アニメキャラ)が人間と共に生活しているという設定がとにかく素晴らしい。

アニメ作品は全てトゥーン達が映画スタジオで実際に演じていて、それを人間たちが撮影しているという世界。

登場するキャラも豪華で、ディズニー全般はもちろん総登場し、各映画会社の看板キャラのベティブープや、バックスバニーや、ドルーピーなど・・・(他多数)オールースター夢の競演。

目玉は、ディズニーのミッキーマウスとワーナーのバックス・バニーという他社のビックネームの2人が夢の共演。

バックス・バニーは、ミッキーマウスの格下扱いになることを避けるために出演時間をミッキーマウスと同時間・同コマ数にする条件で出演。

その為に2人の出演は必ず同じフレームに収まり、完全に同じ時間だけ登場している。

ワーナーとディズニーの対決ともいえるダフィー・ダックとドナルド・ダックの「ピアノ対決」は、トム&ジェリーへのオマージュも入った本作最大の名場面。

残念ながらフェリックス・ザ・キャットや、ポパイや、トム&ジェリーなどは権利が 下りずに未出演。

続編ではピクサー全般とシュレックなど、21世紀代表で《CGキャラ》参戦に期待。

こんなに《夢》と《魔法》が詰まった映画は珍しい。

「僕はアニメだ。アニメは人を笑わせるために生きてるんだ。」



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