mikkaBoseのブログ

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仕事やサッカーのメモ

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EURO2012 決勝

スペイン×イタリア(4-0)

・感想
今までとは違うイタリアのサッカーが、
ストライカー不在のスペインに勝つのでは?
と思ったけど、キレキレのスペインに対してイタリアは元気が無かった・・・
ドイツ戦の疲れが取れていないみたい。
がっぷり4つで戦うのを見たかったけど、まぁそれも含めて勝負なので。。。
後半開始早々のディナターレのシュートが、入っていれば、
もうちょっと違った結果になったかも。
後半はちょっと大味になったけど、それはそれで楽しかった。

☆今回は、スペインの得点シーンのみ振り返る

・1点目
①中央でシルバが前を向いてボールを受ける

②イタリア守備陣の三角形の中心に入ってきたイニエスタにパス
(シルバはボールに合わせてジョグ)

③イニエスタはシルバにワンタッチリターン
(イニエスタはやや前方にボールに合わせてジョグ)

④シルバは右サイドに開いているアルベロアにパス
(シルバはゆっくりディフェンスラインに向ってジョグ)

⑤アルベロアは中盤のスペースにいるシャビへパス

⑥シャビはワンタッチ目を後ろへ向かってコントロール(若干イタリアディフェンスを食いつかす)

⑦食いついたディフェンスがあけたスペースに、イニエスタがジョグで入ってくる

⑧シャビは得意のターンをしてイニエスタへパス

⑨イニエスタはワンタッチ目を右方向へコントロール

⑩・・・瞬間、セスクがディフェンスの背後を突き、ダッシュでディフェンスラインの裏に向かってダッシュ

⑪イニエスタがスルーパス

⑫完全にディフェンスの前に出ているセスクは、さらに内側へボールをコントロールしてえぐる

⑬ボールウォッチャーになってしまったイタリア守備陣の間にシルバが移動

⑭セスクのクロスにフリーのシルバがヘッドで合わせる

セスクがちょこっとダッシュしただけで後は皆ジョグ
動き続けてるけど皆ジョグ

スルーパスまでの間に、プレッシャーを受けた回数ゼロ。

・・・おそらく、スペイン攻撃陣のファーストタッチとボールを受ける場所とサポートの動き
が良すぎて、寄せきれないんだと思う。
更にボールを受ける時、コントロールするスペースが無い時は、必ずワンタッチでプレー。

ボールを動かし、相手を動かして、スペースを作り、突破する・・・
言うのは簡単なんだけどな~。


・2点目
①自陣左サイドでボールを受けたアルバがセンターサークル付近にいたシャビにパス
(アルバは猛然と縦へダッシュ)

②アルバは敵陣に入ると中に切れ込み出す

③シャビはアルバを確認した後、時間を作るドリブルでちょっと前進
(このドリブルでイタリア守備陣は、シャビの動きに気を取られるが、寄せられない)

④アルバが相手ディフェンスラインと並ぶ瞬間に、鬼スピードのスルーパス

⑤トップスピードでボールをコントロール
(この際、余計なステップ一切なし)

⑥GKと一対一になるが、鬼パススピードと超絶トラップのせいで、GKは飛び出しきれず、余裕でゴール

・・・さっきと打って変わり、二人の個人技だけで突破。
個人技と言っても、トラップ、ドリブル、パスの基本技術のみ。

シャビの常に何でもできる場所にボールを置くドリブル。
全く浮かない鬼スピードのインサイドキック。
アルバのトップスピードでも絶妙な場所に置けるトラップ。

信じられない・・・


・3点目
①ピルロへの安易なパスをシャビがカット

②この隙に、トーレスがセンターバックの間に立ち、前方のスペースにボールを要求

③シャビがスルーパス

④GKと一対一になったトーレスがゴールへ流し込む

今度は、イタリアのミスからの得点だが、
トーレスの守攻の切り替えの速さ、常にゴールを狙うマインドが呼び込んだゴールかと。


・4点目
①ブスケツ??から、映像からでは何で通ったのか解らないスルーパスがトーレスへ

②トレースがGKを引き付けて、フリーのマタへ横パス

③マタがダイレクトで無人のゴールへ

10人しかいないイタリアは完全に心が折れていたみたいで、パスも回り放題になっていたので、
4点目はあまり言う事なし。
けど、中盤の底から相手ディフェンスラインの裏に通ったパスは凄かった。
ブスケツ(??)かな誰だろ。

得点シーンだけでも、凄いと思う所が満載なので、後2,3回は見る事になりそう。

とりあえず、世界中が打倒スペインとなってる状況が非常に楽しい。



グループ戦術-DF(4対2)

攻撃:A,B,C,D
守備:Y,Z

考え方の原則
・Aからスタートした場合、Dにパスが通ったら失点と考える。
・パスコースを切って数的不利をなくす。
・数的不利の状態なので、無理にボールを奪いに行かない、攻撃を遅らせるイメージで。

①ボールホルダーAの縦パスのコースを切る
→ 実質3対2になる

・YとZは横にならばない。
・Dは当然パスを受けようと、動くのでその度にポジション修正を行う。

          ○A
         

        ▲Y
   ○B            ○C
            ▲Z


          ○D

②①の時、Yの位置から考えるとCへのパスが考えられる
ボールが動いている間に・・・
ZはCからDへのコースを切りつつCに寄せる。
YはCからBへのコースを切る。

          ○A
         
           \ 
        ↓    \
   ○B  ▲Y    \○C
           →▲Z


          ○D

③②の時、YはAからCへのパススピードや、Cのコントロールから判断して
ZがCにチャレンジ出来ると判断したら、「右から!」とコーチングをする。
Zは右方向へは絶対にボールを出させない。
→ 実質2対2になる
こうなるとCはAにしか出せなくなるので、
Aに出した瞬間にYはインターセプトを狙う。

          ○A
             /
           / 
        ▲Y    
   ○B          ○C
             ▲Z


          ○D

インターセプトが出来ない場合は、
ボールが動いている間に・・・
YはAからBへのコースを切りつつAに寄せる。
ZはAからDへのコースを切る。

         ○A
         
       ▲Y  \ 
       ↑     \
   ○B  ↑       \○C
          ▲Z←←


         ○D

以下②、③を繰り返す

④②の時、Yはプレッシャーをかけれないと、判断した場合は、
Zに「行くな!」とコーチングをする。

この場合は、①の状態からやり直す。(次はBにボールが渡らない様にする)
→ 実質3対2になる

         ○A
         
   
        ▲Y  
   ○B          ○C
          ←▲Z


          ○D


①→②→④→②→③→②→③→ボール奪取!!!
というイメージで。
①に戻った場合は、1からやり直し
個人戦術-DF

・守備の目的
①ゴールを守る
②ボールを奪う
③攻撃の起点になる

・守備(マンマーク)の優先順位
①インターセプト
②トラップ際を狙う
③前を向かせない
④攻撃を遅らせる

・守備の基本姿勢
①上半身は相手と正対する
②ワンサイドカットする方向側の足を後ろに、前後に足を開く
③適度に腰を落とす
拇指球に体重をかける

・寄せ
①ボールが動いている間に寄せる
②ボールが収まった瞬間は止る
③状況によっては更に寄せる
④むやみに飛び込まない