●福岡県飯塚市 肘〇典子(58歳) 
 看護師として就職して間もない時から、人間関係で悩んでいました。その頃、病棟には、3歳年上の白血病の患者さんが入院していました。ある日、その方が、「あなたは悩みはないの?」と。それから仏法の話をしてくれるようになりました。
 当時、白血病といえば、入退院を繰り返し、治療のかいなく亡くなるという不治の病。死の宣告を受けたに等しい人が、なぜこんなに明るく、人の悩みに同苦できるのか、分かりませんでした。後にも先にも、そんな患者さんと会ったことはありません。彼女は「白血病になって良かった。だからこそ、生きる喜びを知れた。学会員であることに誇りを持っている」と。私は彼女を信頼し、入会しました。
 4カ月後、彼女は生涯を閉じました。もっともっと、いろいろなことを語り合いたかったです。でも、25歳という短い生涯でしたが、堂々と勝利した人生であったと確信しています。彼女への感謝は尽きません。

 

●北海道北広島市 筒〇幸〇郎(67歳) 
 4年前、妻が先に、入会を果たしました。6月の教学部任用試験(仏法入門)には、無謀な挑戦と思いつつ、軽い気持ちで、夫婦で挑みました。
 すると、教学を学び、仏法に深い意味があることに気付きました。そして、私たちの受験のため、真剣に取り組んでくださる皆さんと共に学ぶ時間。不安を一掃する、夫婦そろっての歓喜の合格発表。私にとっては、まさに驚愕の出来事でした。
 そこからは自然の流れです。仏法をもっと知りたくなり、自分の意思で、本年7月16日、日蓮大聖人が「立正安国論」を提出された日に、入会しました。この日は海の日でもあり、たくさんの同志に“航海の門出”を祝っていただき、感無量でした。
 ある先輩は、「これからが勝負。お互い、勝利に向かって頑張りましょう」と温かい激励の言葉を掛けてくれました。
 初心の決意をしっかりと胸に刻み、夫婦二人三脚で歩んでいきます。