〜眠りの中の君へ〜







眠りに堕ちてゆく君


なんだか少し泣いてるような


顔をしている


現実を悲しみ嘆き


夢の中に逃げて行く




穏やかな寝息をたてている君


寝ている時だけは


苦しみから


解放されているのだろうか


君の夢を覗いてみたい




君の夢の中で


誰が待っているの?


その人は愛情深くて


君に安らぎを


与えてくれる人なのだろうか?




君は夢の中で


何を感じているの?


誰の声を聞いているの?




こんこんと眠り続ける君


そんな君を


こうして見守ることしか


僕は出来ない


君が目覚めた時


一番そばにいたい


ただその思いだけ


君の頬にかかった髪を


そっとかきあげる