〜カレンダー〜







風薫る5月のスタートは


残念ながら曇り空


しかも午後から雨になるらしい


できることなら



カーテンを開けた時


眩しい光に包まれたかった




あの人の住む街も


こんな天気だろうか?


カレンダーをめくりながら


あの人に思いを馳せる




季節が進み


あの人との距離が


また遠くなる


悲しい別れを未だに忘れられず


こうしてあの人を


恋しく思う自分がいる


このままじゃいけないって


十分過ぎるほど


分かっている




曇り空を眺めながら


今日は洗濯できないな


なんて急に現実的な事を


思う自分もいる


大丈夫


私は私を見失っていない


心配しなくても


いずれ私の日常から


あの人は消えてゆく



〜追伸〜


なぜだか今朝はとても早く

目が覚めてしまいました。

窓を開けるとあいにくの

曇り空。

朝食の支度をする前に

この詩を書き上げました。


今月も健やかで

幸せな日々を送れますように

お祈りいたします。



大野あまん