〜涙のBirthday






 歌 : HOUND DOG


作詞:八島順一


作曲:八島順一






まだ終りじゃない

涙でかわした口づけ

あの店の階段で


もう私死ぬわ

なんて泣き笑い

濡れた口びる噛みしめた


何度も別れては 

寄り添った二人

あいつ20才のバースディ 

最後の夜さ


涙のバースディ

キャンドルが消える時 

あいつは


涙のバースディ

声にならないサヨナラを告げた


傷つけ合うのは

もう今日で終り

あの日の約束は色あせて


これから俺たち

大人の友達なんて

二度とあえないのに


何度も別れては 

寄り添った二人

あいつの20才のバースディ 最後の夜さ


涙のバースディ

キャンドルが消える時 

あいつは


涙のバースディ

声にならないサヨナラを告げた


涙のバースディ

キャンドルが消える時 

あいつは


涙のバースディ

声にならないサヨナラを告げた







皆さん


こんにちは。


あまんです。



今回はHOUND DOGさんの


「涙のBirthday」を


紹介しようと思います。


HOUND DOG(敬称略)


1976年、東北学院大学に


在学中に初代ギタリストの


高橋良秀さんが


ボーカルの大友康平さんを誘い


結成し、


1980年にメジャーデビュー


したロックバンドです。


HOUND DOGの代表作は


皆さんもご存知の


日清食品から発売されている


「カップヌードル」のCM


起用された「ff」だと


思いますが、


私はこの「涙のBirthday」が


一番好きです。


「涙のBirthday」は


同グループのギタリスト、


八島順一さんの


作詞、作曲の楽曲です。


八島順一さんはデビュー曲の


「嵐の金曜日」も


手掛けていらっしゃいます。


「涙のBirthday」は


1982年にリリースされて


います。


何故だか私はこの歌詞は


作詞家の実体験をもとに


しているような気がしてなりま


せん。


「あの店の階段」は


レストランや喫茶店ではなく


HOUND DOGの音楽性を


鑑みると地下にある


ライブハウスを連想させます。


何度もくっついたり


離れたりする恋人達の


若さをそのまま表した様な


不安定な心の内をよく表した


歌詞だなと


私は感じています。


なにしろ人生で特別な


20才の誕生日に別れるなんて


その後の生き方に影響が出ない


訳がない。


私ならだいぶ長い時間、


この別れを引きずるでしょう。


でも、この別れは


人生の節目である20才に


なった彼女から離れていった


別れで、彼は彼女の強い意志を


受け止めるしかなかったのでは


ないかと深読みしています。


切ない歌詞とメロディーが


男臭い大友康平さんの声と


相まって、なお切ない


バラードになっています。


所属事務所の移動、メンバーの


脱退や解雇、その他音楽とは


関係ない話題が沢山あった


ロックバンドだということが


とても残念ですが、


この楽曲の素晴らしさには


何の影響もありません。



その大友康平さんですが、


昨日、ご自分が腎臓に腫瘍が


ありステージ1だと公表され


ました。


これから治療に専念するため


ライブ活動を休止すると合わせ


て発表されました。


ステージ1と言えども


癌は癌です。怖く不安になって


当然です。


でも、ご自分でもおっしゃって


いる様にロックンロール魂で


闘病され、また元気な姿で


私達の前に現れてくれることで


しょう。


大友康平さんの一日も早い


回復をお祈りいたします。


どうか完治しますように。



それでは


今回はこの辺で



大野あまん