〜梅雨明け〜






泣き顔で溢れていた空は


今は青く澄んで笑っている


雨は手のひらで


もう一杯だから


空に返そう


そして虹のかかった空は


七色に輝く




青く澄んだ空に赤い風船が


飛んでいく


まるでこの世の全てが


祝福を送っているみたいだ


そう感じる程


突き抜けた美しい空


泣き顔が続いた


季節はもう終わり




この空を君と一緒に仰ぎ見たい


首が痛くなりそうだから


どこかの公園で芝生に


寝転びながらがいいな


君の服装はもう半袖だろう


日傘をさして歩いてくる


君が見えるようだ