知人のすすめもあり、川口呉川という伊勢出身の日本画家の展示会に行った。明治12年生まれで、昭和32年没。
名前は知っていたが、作品を見たことがなかった。
伊勢の磯部百りんに師事し、京都へ、そこで竹内栖鳳の門下に入る。
だから京都の風物を描いたものが多い。
会場の方に、地元を題材としてものはないか尋ねると、
おそらく蓮の絵はそうではないかとのこと。
戦後、玉城町の寺に疎開していたためという。
まだまだ研究されていない郷土ゆかりの画家。
こういう画家の発掘が待たれる。