釧路に来てからこの冬は、朝マイナス10℃まで冷え込むのは当たり前となっている。札幌ではマイナス10℃なんて十数年に一回あるかないかで、水道管破裂やらなんやらで大変な騒ぎになる。
そして我が家の庭の寒暖計では、この冬の最低気温を今朝記録した。マイナス17.5℃。
でも北見とか旭川とか陸別とかはマイナス20℃以下になる日も珍しくないのだから、釧路はまだあったかい方だと思わなければならないんだろう。
一人でドライブして隣町の標茶へ温泉に入りに行くことにした。
目的地は私の家から40分ほどだが、まずは途中の塘路湖畔にある「食事処 丹頂」へ。ここはラーメンが美味いと評判だったので味噌ラーメンを食べてみる。タイプとしてはサッポロラーメンの類であり、あっさり系のスープ。麺も中太で歯ごたえがあってスープがよく絡みなかなか美味しい。釧路に来てからなかなか美味しいと思えるラーメンに出会えないのだが、ここは結構私好みだ。
快晴の空の下、凍結した湖や山々を眺めながら走るのは楽しい。そして今日は釧路から標茶まで蒸気機関車「SL冬の湿原号」が走っている日で、数多くの撮り鉄さんたちが所々で三脚を立てて陣取っている。SLはしばらく見ていないので、私もしばし車を止めて近くで見てみることにした。
子供の頃郷里で見ていた機関車はD51やC62がほとんどだったが、ここで走っているのはC11という機関車らしい。よくぞ今でも動く状態で保存しているものだ。
私は初めての土地に来ると必ず神社を探して参拝するようにしている。標茶の町で一番大きい神社は「川上神社」らしい。ここは拝殿と本殿が完全に別れた北海道では珍しいタイプの神社だった。かなり寂れた雰囲気の神社ではあるが、隣にある二輪神社の方から本殿を見て再度ご挨拶すると、風で応えてくださったのを感じた。
さて温泉である。標茶には何軒か温泉宿があり、日帰り入浴もできるが、露天風呂があるのはここルルラン温泉「ホテル・テレーノ 気仙」とオーロラ温泉だけ。残念ながらサウナの設備は一軒もない。
泉質はモール泉の類で、茶褐色のお湯が豊富に源泉掛け流しとなっている。もちろん美肌の湯だ。ホテルは施設も古いし、お風呂もかなり小さめだ。洗い場も5〜6箇所しかない。でも、雰囲気はいい。露天風呂も岩風呂で開放感があり、のんびりできる。
ここにはホテルの前にサフォークジンギスカンの自動販売機があった。羊の中でもサフォーク種は高級羊肉であり、北海道で飼育されていてもその絶対数が少ない上に、お肉はほとんどが内地の高級店に流れていると言われている。だが、ここではそのサフォークラムのジンギスカンがホテル内でも食べられるし、自販機でお土産にもできるのだ。
帰りは釧路町に戻って南蛮亭で「カラタレ」を買っていく、カラタレは釧路名物ザンタレの辛いバージョンらしい。これが美味いのだ。
南蛮亭を出て車で走り始めてすぐ、左手の数メートル先になんだか黒い動物が走っていくのが見えた。犬かなとも思ったがフォルムが違う。顔が細いし、尻尾が極太なのだ。キタキツネだ。しかし、明らかに全身真っ黒だ。汚れて黒いのではない、毛の色が本当に黒いのである。驚きだった。
その子はそのまま山の方へ駆け上がって行ったが、そのすぐ後を普通の茶色いキタキツネが追いかけて走って行った。兄弟だろうか? 山育ちの私でも黒いキタキツネなんて生まれて初めて見たが、神様の御使いだろうか? また逢ってみたいものだ。写真が撮れれば良かったが一瞬のことだった。
森さんはどうしようもない政治家だけど、たまには良いことを言う。おそらくはそれなりの情報が入ってきているからこその発言だろうが、将来の外交を考えれば、ウクライナを積極的に応援して良いことは何もない。
無論人として国家として何を大切にすべきかという点からみても、ウクライナを全面的に支援することは根本から間違っている。
西側の立場でしか報道されないニュースのみが流されているけれども、ウクライナの本当の闇は見ようとするものにはいくらでも見える。
英米がどんどん凋落していき、BRICsが広がっていく中で、世界の流れはもはや今までの支配者たちの手の中にはない。
本当は制裁以後もロシアと日本の貿易は伸び続けているので、日本も裏ではロシアを排撃はしていない。だが、アメリカとドイツが主力戦車を提供することを決めた今、それに乗っかってさらなる制裁に向かうことは国の自滅につながる。
プーチンは悪魔ではない。その演説をきちんと聞いていれば間違ったことは何も言っていないし、言ったことを実現させるべく動いている。報道があまりにもウクライナ側に偏り過ぎている。
それにほとんどの人はウクライナが真性の傀儡ネオナチ国家であり、超独裁体制で野党も存在を許されず、全国民が無理やり前線に送られ、今また戦場から離脱するものは健康上の理由でも許されず、それを犯せば執行猶予もなく即座に投獄されることを知らないだろう。
またウクライナほど腐敗した国家はなく、西側から送られた武器の多くは闇に流され、各国国民から送られた支援金もほとんど末端の国民には届いていない。腐った上層部だけが贅沢をしていることはもう隠しきれなくなっている。ウクライナは悲劇の侵略された国家などではない。最大の悪は英米の支配者層だ。
まさかの星野リゾート進出である。
川湯温泉へは昨年暮れ12月28日に一泊で訪れていた。その時泊まったのは「お宿欣喜湯(きんきゆ) 別邸 忍冬(すいかずら )」というホテルで、夕食のビュッフェがなかなかに魅力だった。
だが正直お風呂自体は狭くて閉塞感があり、泉質もイマイチの感じであった。ここは2021年4月にリニューアルオープンした川湯温泉の中でも高級路線の宿とのことだったが、いかんせん元の建物が古く、一番安い部屋に泊まったが隣の部屋の音や声がまる聞こえで、もう一度泊まりたいとは思えなかった。
外国人スタッフの対応も良かったし、ロビーなどの雰囲気やサービスも良いし、料理も美味しかったのだが、お風呂があれでは本当にもったいない。
そして驚いたことに私たちの泊まった12月28日がなんと年内最後の営業日で、翌29日に宿泊客を送り出したら正月期間中は休業だという。最も稼ぎ時なはずの正月が営業していないなんて何故なのかと思ったが、おそらくはスタッフが確保できないのだろう。これはどこの観光地でも深刻な問題になっている。
ただ、ここの宿の系列というか、元の温泉宿である「お宿 欣喜湯」のお風呂にも自由に入れるので行ってみたが、こちらはお風呂が吹き抜けの二階建てで、露天の展望は特に効かないがお風呂としての雰囲気はすごくいい。建物は古いがお風呂は湯気で奥がよく見えない感じで、すごく味がある。
しかも泉質が抜群にいい。これは明らかに「忍冬」とは違った。浴槽の中に湯の花が広がって舞っており、とにかくよく温まり湯冷めがしない。肌もつるつるになる。
もともと川湯温泉はすべての温泉宿が源泉掛け流しで、草津温泉と同じ治療効果の高い療養泉として有名。強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉、日本でも数少ない火山性特有の泉質で、その効能は痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、きりきず、慢性皮膚病、慢性婦人病、月経障害、糖尿病、運動麻痺などと幅広い。
五寸釘が一週間で溶けてなくなってしまうほどの強酸性だが、飲泉でも慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆のう炎、胆石症、糖尿病、痛風、便秘、肥満症、貧血などに効くとされている。
温泉天国北海道の中でも稀有なる良質の癒しの湯なのである。
こちらの宿には飲泉の設備があったはずだが見つけられなかったので、中温浴槽の注ぎ口から手ですくって飲んでみた。全てが源泉掛け流しなので大丈夫だろう。味はちょっと硫黄の香りのする物凄く濃いホットレモンという感じで、決して不味くはない。
ただ、川湯神社の手水舎に出ている温泉は口に含んでみるとなんとも表現しがたいすごい味で、口をすすいだだけで吐き出した。手水舎が温泉とはなんともすごい。
川湯温泉は泉質はもちろん、ロケーションとしても森に囲まれ、摩周湖と屈斜路湖の間に位置し、硫黄山がすぐ近くにあり、観光地として抜群のアクセスの良さを誇る。正直宝の山だと思う。
だが、近年休業や廃業するホテルが相次ぎ、温泉街を車で走ると営業しているホテルを見つける方が難しいほどだ。まさに街全体が廃墟になりつつある。これは本当にもったいないと思う。
そこへこの星野リゾートの進出だ。これは本当に素晴らしいニュース。星野リゾートならば川湯温泉の宝を生かして素晴らしい宿を作ってくれるだろう。価格は高いかもしれないが、完成したらなんとか泊まりに行きたい。
水星逆行とは西洋占星術において、水星が他の星と逆の方向に動いているように見える現象のことで、年に3〜4回起こる。
この期間、誤解、すれ違いや揉めごと、メールやメッセージの不送信、誤送信、PCやスマホの故障、交通機関の混乱など様々なトラブルが起きやすいと言われている。
正直今まで気にしたことはほとんどなかったのだが、今回、2022年12月29日から2023年1月18日までが水星逆行期間で、今回はなぜかすごく影響を受けたように感じる。
まず昨年12月28日から正月休みに入ったのだが、この日は一年間のお疲れ様旅行で、夫婦二人で川湯温泉へ向かった。水星逆行には一日早いのだがこの日からトラブルは起きていた。
最初に摩周湖第一展望台へ向かったのだが、スマホのナビがなぜか一番近い道を通らず、最も遠い第三展望台経由で第一展望台へ向かおうとしていた。よくわからなかったこともあり最初は指示通りその道へ進んだのだが、実は第三展望台への道は冬季間通行止めだったのだ。
しかし調べてみると冬季間でも第一展望台へは行けるのだ。進行方向のもっと手前から曲がっていればスムースにすぐ行けたのだ。仕方なく来た道を戻って第一展望台へ向かったがナビは何度も何度も元の道へ戻そうと指示し続ける。
どうやら第三展望台への道ではなく、第一展望台への道を冬季間通行止めとしてナビが認識していたのではないかと思う。本来は第一展望台から摩周湖に沿って走り続けると第三展望台まで抜けられるのだが、今は第一展望台までしか行けない。
しかし、苦労してたどり着いた摩周湖はこれ以上ない最高の美しさだった。
妻に最高の摩周湖を見せたくて旅行前から神様にお願いしていた。私も何度か摩周湖には来たことがあるのだが、これほどまでに神々しい摩周湖は初めてだった。
その日泊まったの川湯温泉の泉質も素晴らしかった。温泉街はすっかり寂れてしまっているが。この泉質が生かされていないのは本当にもったいない。
本題に戻ろう。水星逆行の話だ。年が明けて元旦は近くの高台から初日の出を見て、厳島神社、釧路八幡宮、鳥取神社に初詣。そしてさらに成田山松光寺の御護摩にも参加した。
1日2日と何事もなかったが、1月3日には居間のストーブが突然エラー表示が出て消えてしまう。この厳冬期にストーブが使えないとなると生死に関わる。なにせ連日マイナス10℃くらいまで冷え込むのだ。
リセットして再点火したがまたエラー表示。どうやら燃料が来ていないが、外へ出て燃料タンクを確認すると十分に入っている。
青くなって管理会社に電話したら正月でも無事つながり、夜になってから来てくれて修理してくれた。作業途中燃料が漏れ出し、送油ラインに緩んでいたところがあったようで、締めなおすと無事再点火できた。たぶん緩んだところからエアーが入って燃料が送れなかったのだろう。とにかくホッとした。
また1月11日朝には簡易水洗トイレの水を流すと流れていかず、便器の中に汚水が逆流して上がってきた。トイレが溢れたのだ。
簡易水洗というのは水で流しはするが、基本的に汲み取りトイレで、釧路の古い家では珍しくないようだ。実は昨年12月14日に汲み取り業者に連絡して頼んであったのだが、未だに汲み取りに来てくれてなかったのだ。外に回ってトイレの便槽を確認してみると蓋の部分からかなり周囲に汚水が溢れていたようだ。当然臭いもする。
すぐに業者に電話したが、作業員に確認しての返事がなんと雪でバキュームカーが入れないので汲み取りできないから役所に連絡してなんとかしてもらってくれとの返事。
そんな馬鹿げたことがあるだろうか? たぶん家の前が坂道なので大型車では滑って上がれないということなのだろうが、それならばその旨まず連絡するべきだろう。ほったらかしておいてトイレを溢れさせて知らんぷりというのはプロ意識がなさすぎる。こっちは今日からトイレが使えないという緊急事態なのだ。
結局、町役場にも連絡して、その日のうちに家の前に砂をまいてスリップを防止してなんとか汲み取りしてもらった。私ならば寒さに耐えて外で排便することも不可能ではないだろうが、妻には無理で本当にライフラインの切断だった。
しかし、本来なら車が入れないというのなら業者の方で砂やタイヤチェーンを用意すべき話であり、生活のライフラインに関わっているという意識がなさすぎる。
釧路は札幌より住みやすいとは思っているが、こちらに越してきて最もダメな部分は商店での接客や、様々な業者の仕事に対するプロ意識の低さだ。本当にこれにはがっかりする。
不運はまだ続く、その数日後には庭の車庫上のスペースに上がる鉄製の階段で滑って、70センチくらいの高さからもんどり打って背中から凍った土の上に転落した。
幸い受け身を取れるので大きなけがはなかったが、手と足を打撲し、一部皮が削れて出血した。未だに痛みはあるし腫れている。
さらに15日には、鶴居村の温泉に行って帰る途中、左側から飛び出してきた鹿と接触。幸い正面から跳ね飛ばすことにはならず、側面に当たったようだが、後から確認すると車には傷も凹みもなかった。
夜だったので鹿がどうなったかはバックミラーでも確認できなかったが、おそらく転倒はしても山へ帰って行けたのではないかと思う。
北海道の田舎では鹿との接触事故は頻繁に起きており、夕方に湿原道路などを走ると何頭も鹿を見かける。まともにぶつかれば鹿も死ぬが車も大破するので本当に危険である。
こう見ると結構トラブル続きだ。そして昨日18日午後10時5分、この水星逆行は終了した。これでトラブルが終わってくれることを祈ろう。
そしてこの水星逆行期間というのは、実は過去の思い出や情報、懐かしい場所、かつての知り合いなどとの邂逅をもたらす機会にもなるようだ。そしてそれは出会うべきだった「なにか」と改めて巡り会う期間でもあると言い、その出会いが自分にとって大きな意味を持つことになるというのである。
ちょうど、妻が求職中だが、過去に勤めたことのある企業の求人を見つけ応募することにした。札幌在住時に働いていた仕事だが、これが再度の縁結びとなるだろうか?
また私のことで言えば具体的な人との再会ではないが、患者さんからの情報で二つの過去との繋がりが出てきた。まず、複数の患者さんから「中標津町」の名前が出てきていた。この町は30年近く前に私が出張治療で何度か訪れたことのある町だ。
そして中標津町は患者さんの一人によれば「金持ちの町」だそうで、「東武」という田舎には珍しい高級品を数多く扱う大型スーパーがあり、人口2万2千人ほどの町だが、空港もあり商業施設も充実している魅力的な町だ。移住先としても検討に値する。釧路からは1時間40分ほどなので。また是非一度行ってみたい。
もう一つの過去との出会いは、もう二度と上がることはないと思っていた舞台に関してである。患者さんから趣味を聞かれ、昔は何度もミュージカルなどの舞台に立って歌って踊って演技していたことを話すと、たいそう驚かれ、その方は様々な市民活動をやってこられた方だったので、釧路で舞台創作などをやってきた方と知り合いだというのだ。
「その人に教えたらすぐ主役やってくれって言われるわ」と、会わせたいようなことを言われたのだが、私もこちらに来て舞台関係のことを色々調べたのだが、釧路はこの方面の文化に関しては脆弱で、子供ミュージカルはあるようだが、私が関われるような、関わりたいと思うような舞台活動は見つからなかった。
体も以前のようには動かないし、舞台に再び立つようなことにはならないと思っているが、星がもたらす運命が関わるならなんらかの動きが出てくるのだろうか?
あと一つ過去との出会いと言えるかどうかわからないが、昨年頻繁に我が家に遊びに来て餌をやったりしていた猫のことがある。ここ一ヶ月以上姿を現さず、猫風邪をひいていたし、マイナス17℃まで冷え込んだ日もあったし、野良ならばもう死んでいるのではと思っていた。ところが水星逆行の最終日18日朝、ひょっこりやってきて窓の外からこちらを見てニャアニャア鳴いていたのだ。
妻は大喜びだったが、餌をやりに出て行くと撫でさせることもなくすぐにいなくなってしまったとのこと。猫の記憶力は非常に低いので、断片的に覚えていることはあっても、また人間怖いと思い込んでいるのだろう。これからどうなることやら。
実は2020年12月から私の星座・水瓶座に滞在している試練の星・土星が、今年3月7日に魚座に抜けて移動していく。長かった苦闘の日々が終わるのだ。ここ数年、就職した会社が次々にダメになり、本当に苦しい日々だった。そして3月23日からは「魂の変容」の星・冥王星が水瓶座に入ってくる。
何が起こるのか、冒険心をもって迎え入れたい。歳はとってもまだこれから羽ばたくことはできる。