私達、映画祭学生応援団は9月18日、赤坂区民センターで行われたプレイベント上映会に行ってきました!
一作品目は台湾の映画、『四枚の似顔絵』
これは父を亡くした少年の孤独な生活と、少年を取り巻く様々な人の生き方を描いた物語で、
昨年度の「アジアの風」部門の作品です。
少年の孤独な暗い部分がある一方で、少年の無知さを上手くあらわし笑わされる明るい部分もあり、
明暗がきれいに分かれた芸術色の強い作品でした。
初めて台湾の映画を観ましたが、深い映画で考えさせられるだけでなくアジアの貧富の差などをとても実感させられました。
二作品目は9月23日に公開される『親愛なる君へ』
これは『きみに読む物語』の原作者の原作を映画化したもので、心温まるラブストーリーです。
米軍兵士と大学生の遠距離恋愛を「手紙」というアナログで、煩わしい繋ぎ方であらわし、
とても切なく繊細に描かれています。
恋愛の切なさがある一方で、家族愛も描かれているので、誰でも感動できる作品になっていると思います。
とても心が温まりました。
二つの全く相対する映画を観ましたが、両方とも楽しみ事ができました。
この「色んなジャンル・視点を持った、様々な映画を持つ事」が映画祭の良さであり、
普段観ないようなアジアの映画も観る事ができます。
今年の東京国際映画祭も、あらゆる国の新人から巨匠と呼ばれる監督まで、色々な人が作った
多様なジャンルの映画があるので、普段観ないような映画にも挑戦してもらえたらと思います。