産後2ヶ月頃、
私達夫婦は、第二子についての相談の為に
遺伝カウンセリングを受けに行った。



遺伝カウンセリングは
遺伝科外来と
同じ予約枠になっているようで

診察室に入ると
遺伝科の医師が話を聞いてくれた。




60代後半くらいの
ベテラン先生という感じだった。



はじめ、
普通の遺伝科外来の受診に
来たと思われたのか
娘の診察が始まった。


生後2ヶ月の娘の両脇を抱えて
足をつけさせて歩かせるようにしたり

その他、体を触ったり
目を見たり

もろもろ
反射関係の診察をして。





医師
「おぉすごいすごい」
「しっかりしてるねぇまだ2ヶ月だもんねぇ」
と、娘を褒めてくれた。



「この子たちは、発達はゆっくりで
普通より何でも2倍くらいの時間をかけて成長していくけど、歩いたり走ったり、お喋りしたりできるようになるからね。

合併症に関しても、今はもう、これにはこうしたら良いとか、気をつけた方が良いこともわかっているから、そんなに心配いらないからね」



「お友達も、いっぱいいるからね」





遺伝科の医師とは
この時に初めて話をしたけど、

長年の経験からか、染色体異常の子たち(その他先天性異常の病気を持って生まれた子等)や家族への理解が深い医師だなぁという印象を持った。


疾患に関して専門的知識があるのは
医師だからそうだとは思うけど


私たち夫婦を安心させてくれるような言葉をかけてくれて、思いやりのある言葉選びがされていて。

生まれてきた命、
病気を持って生まれてきた赤ちゃんの親、
どちらに対しても、丁寧に関わって下さって
病態、疾患だけを診るだけの医師とは違うなぁと感じた。






(お友達かぁ…
言い方可愛い..)





何だかとても
心がほっこりした。





私と旦那さんは、外来の待合室で
いつも21トリソミーのお友達に何人も遭遇していたので、

お友達の多さは実感済み。

「そうですよね☺️」
と思わず夫婦でニッコリした。




一通り娘の診察が終わると
医師が
「…で、今日は…?何か気になる事があってきてくれたのかな?」

と言った。

やっぱり、普通の外来診察の予約と思われていたみたいです。笑






続きます