どうも…ショーエイです。
最近米の話題が多いようで、
日本人がどういう風にするか眺めていましたが…
根本的に何か間違ってないかな…
米の値段が高騰して
確かに以前の倍に成っている訳ですが、
先ずその米のインフレで一番困ている層は誰なのかを
誰も伝えてません。
正直言うと、海外生活していた影響もあってか、
当方は米食わなくても平気なので、
日本の高級米を偶に楽しむ分には、
今の金額でもと思います。
それはあくまで自分がという観点での話ですが、
では、この金額で誰が困るのかと考えた場合、
恐らく家計のやりくりを
必死で生活している層だろうと感じました。
安い備蓄米とか輸入米の話も出てますが、
試しに食べるひとの手に渡っても本当は意味が無いのです。
ある程度、生活に余裕のある層が安い米を求めても…
先ずもって優先して提供されるべきは、
貧困層でもひとり親で子供の居る家庭が優先、
そして養育する子供の人数に応じて、
子供が多い家庭には優先して
備蓄米が手に渡るようにするべきなのです。
単身の人たちはある意味我慢しても、
外食やコンビニ弁当で何とか我慢する事は可能だが、
子育てを考える際はそういう形では負担が大きいと思えます。
小泉進次郎が備蓄米を放出すると言って、
周囲の一部も称賛してますが、
そもそも「誰に渡すべきか」が
結局ないので評価に値する政治では無いです。
備蓄米の数にも限界があるのなら、
貧困層の子育て支援の意味で
備蓄米放出をするべきが優先と誰も気づいていない所も、
この国が如何に残念な国であるかを物語ってます。
インフレ状態にある現状、生活がある程度出来る家庭に、
インフレ前の価格の米は
経済的に寧ろ不釣り合いと言いたいです。
逆に輸入米の関税を大幅に下げて、
そこで米離れでは無く、
日本米の価値感に変化を与えた方が良いのです。
いわば良い米食べたいなら
相応の価値で購入するで良いのです。
以下に色々伝えますが、
日本人にとってそれだけ日本米は
別物としての価値が意識される商品だという事です。
米に関しても色々言いたい事は多々あります。
用途によって米の相性は変わります。
米単体、いわばご飯をメインに考える場合、
おにぎりなどもそうですが、
確かに日本人には日本米が一番おいしいです。
ところが丼物の場合、
汁で米の美味しさが誤魔化される為、
日本の米である必要性は有りません。
おかずをメインにする弁当の場合は微妙ですが、
丼物や弁当系は実はカリフォルニア米(カルローズ米)でも
十分と言えます。
実際に米国の吉野家はそういう感じで違和感なかった。
カレーライスにした場合も、正直カレーの味が主体に成るので、
日本の米の味を感じるとかはほぼ意味不明です。
インドカレーの場合はタイ米でも問題無いですが、
日本風や欧風カレーだとタイ米では違和感が出ますが、
カルローズ米なら全然問題ありません。
中華料理で米を炒めるチャーハンなどの場合は、
既に日本米である必要性すら無いと言っておきます。
人生で一番美味しいと思ったチャーハンは、
寧ろタイ米で炒めたチャーハンで、
日本では無く米国に居たときに食べたのが最高と
個人的には感じてます。
中華圏は行く事が無かったので本場の味はまだ知りませんが…
ただチャーハンと言って実は調理法に種類が有って、
中華風に言うと日式チャーハン…
いわば日本のラーメン屋で出てくるチャーハンですが、
その場合はタイ米だと美味しさは半減します。
ただしここでもカルローズ米なら全く問題ないと言うより、
寧ろカルローズ米くらいの糖度が最適です。
特殊なのはインディカ米です。
個人的にはメキシコ料理のタコスに入れる
サルサライスを作る場合、
必ずインディカ米を使います。
他の米では味が悪くなるので…
また、日本人には馴染みの薄いバターライス。
いわば米にバターを載せて塩コショウで食べる感じですが、
こういう場合はインディカ米がベストです。
寧ろ日本の米だと甘すぎて気持ち悪く成ります。
ステーキと合わせて食べるガーリックライスも、
実はインディカ米で食べる方が遥かに美味しいです。
個人的には日本米のガーリックライスを食べるなら、
寧ろポテトにする方が良いと感じるくらいです。
僕からすると日本人は日本米に拘り過ぎて、
実は米オンチと思ってます。
何でも日本米じゃないと考える風潮があって、
寧ろ日本の米の美味さを逆に知らなさすぎる。
日本米の素晴らしさは、
米=ごはんそのものが美味しいわけで、
料理は寧ろ味気の薄いものと合わせて食べる方が、
米本来の美味しさは理解できると言えます。
正直、おかずと混ぜてしまうと、
米の味はどうでも良く成りますが、
それでもまだ米の味を堪能する所は出てきます。
なので定食に関しては日本米は有効です。
しかし、弁当のレベルに落ちると…
さすがに米の味はその時点で落ちるので、
日本米である必要性は有りませんが、
冷めた際の品質面で多少の差は感じるのかもというレベルです。
日本米はある程度高くても、
日本の食事には最適化された品種なので、
結局は多くの人が求めてしまうもの。
故に価格は5kg=5000円でも妥当とします。
寧ろ高級米扱いにするべきです。
その分、他の輸入米の価格を下げて、
カルローズ米5kg=2000円~3000円
タイ米=2000円前後、
インディカ米=1500円~2000円にして、
備蓄米は貧困扶養家族帯が2000円以下で仕入れられる
クーポン制にするのが最適と言っておきます。
ここでカルローズ米の問題です。
カルローズ米が出回ると
日本米が売れなくなるという意見ですが、
日本米を高級ブランド化するとまた異なります。
コンビニの弁当や巷の定食屋で食べているご飯・・・
おかずが基本メインなので
ご飯を美味しいと感じる事はほぼ有りません。
大量生産用の炊飯器で調理されている事もあって、
現代の家庭用の炊飯器に比べて味は常に落ちます。
多くの人が感じているだろう所ですが、
米を味わう意味で食べる場合、
基本的には最新の炊飯器で自炊する形で食べるのがベストです。
寧ろ大量生産炊飯器で調理した米に拘りを感じる人は、
本当の美味い米を食べたことが無いのだと言っておきます。
実態を知っている側からすれば、
炊飯器に拘ってない店の米は
カルローズ米でも同じと断言します。
店舗が日本米を売りにしても、
結局は炊飯器に拘りが無いのなら、
実は美味しいごはんには成らないと言う事です。
そういう意味で普通にお腹を満たす意味での米と、
本当に米の味を堪能したい意味での米とを、
一般人にも理解できるように市場を調整する方が、
日本米の価値を日本人に痛感させるきっかけに成ると言えます。
ここは政策として断言しても良い話ですが、
恐らく間抜けな老害政治家や、ビビりの官僚どもは、
まだ統計上で成果の見れない理論に着手する度胸は無く、
無難と言う見識で現状維持にしがみ付くことしか出来ない為、
輸入米の関税調整を怖がることは目に見えて解ります。
ただ…小泉進次郎の発想程度以上のアイデアや議論、
そして本当の意味での日本米の価値が
メディアやネット上で一切語られなかった事を考えると、
どの道、学級会レベルの議論しか出来ないだろうと感じてます。
正直、個人的にはインディカ米が安く手に入ると
有難いのですが…
日本ではインディカ米はほぼ高級米だったんです。
たしか日本米が5kg=2000円前後の時、
インディカ米を5kg=4000円位でネット通販で仕入れてたんです。
それでも拘りの料理はインディカ米が欲しかったのです、
塩コショウベースの肉料理やステーキと合わせて食べる際の、
ガーリックライスには絶対にインディカ米だったのです。
タコスというよりブリトーんんですが、
タコスで有名なタコベルやデルタコというファーストフード店では、
インディカ米のサルサライスで提供されてました。
ハワイに行った際に女の子らに教えたら評判も良かったです。
親戚の叔母さんたち…かなり年配だったんですが、
インディカ米で作ったサルサライスのタコスに
滅茶滅茶嵌った感じで炊飯器に残ったサルサライスを
炊き込みご飯としても食べれると喜んでくれてた。
逆にタコベルは日本にも店が有るけど…
日本のタコベルは本場と全く違い過ぎて
食えたもんじゃ無いです。
更に昔ロスのサンタモニカにある
サンタモニカ・モールのフードコートで食べたイラン料理。
物凄く嵌った味だったのでそれを思い起こしての流れですが、
簡単そうに思えるけど
何気に未だあそこまでの味が自分では出せていない。
当時アラブ系の人から食べ方教わって、
米にバターと塩コショウ掛けて食べたけど・・・
同じ米でもカルローズ米と日本米で試したら、
寧ろ気持ち悪い味に成った。
それだけインディカ米で食べたその食べ方と料理が、
すごくマッチングした話なのです。
インディカ米を日本の料理と食べると、
全く美味しさは感じません。
醤油ベースの日本の料理にバターライスは合わない訳です。
だからインディカ米は食べれたもんじゃないと決めつけてますが、
日本人は調理法を知らないだけと言っておきます。
逆にこうして多国籍な料理を知る機会を得ると、
寧ろ日本の料理にどれだけ日本米が合うのか、
それを理解することにも成るわけです。
寿司、天ぷら、などの和食と言われるもの、
それに家庭では肉じゃがや野菜炒めにしても、
日本の米に合わせた調理法には、
日本の米が一番に成るのは間違いない事で、
結局は最高の組み合わせを求める心理が成立する為、
日本の米が高級米であっても、
誰もがそれを求めます。
寧ろ高級米である事で、
その価格とその有難さをより痛感できるわけです。
それが安いから寧ろ有難味も薄れる訳で、
逆に安さの方に目がくらみ、
代用という形の味にしがみ付くのです。
心理的な作用で伝えるなら、
高くても日本の米を食べたときに、
やっぱり日本の米は最高と思わせる方が、
日本の米を求める心理はより強まるわけで、
今まで中途半端に価格を抑えて考えてきたため、
高いからという意味で米離れが加速して
危機感を煽るのです。
外国の米を安く提供することで、
日本の米の価値を高め、
農家に適正な価格で販売する形で問題ないと言っておきます。
昔はコシヒカリは高級米でした。
今でこそ当たり前の品種になり、
当たり前に口にし過ぎて、
むしろコシヒカリの良さすら解からない人が多く居ます。
故にコシヒカリと同等かでないと、
何となく味に不安を抱える人も多いと言えますが、
先ず…コシヒカリの上手さを引き出せる調理方法で無ければ、
コシヒカリ本来の上手さは提供できません。
ファーストフードや巷の定食店では、
昔コシヒカリと同等扱いのアキタコマチなどを使用して、
ご飯を提供している訳ですが、
コシヒカリなどベストな調理で食べるご飯とでは、
全く別物とハッキリ言っておきます。
あれで米の品種に拘るとかは寧ろ意味不明です。
勿論タイ米では無理が生じますが、
カルローズ米ならほぼ同等の味に成ります。
逆にベストな調理法で炊いた場合は、
カルローズ米ではコシヒカリに太刀打ちできません。
米の弾力が全然異なります。
日本の米は本来ここで勝負する所で、
大衆食堂で腹を満たす場で
勝負する所ではないとも言っておきます。
現状の米問題を期に、
そうした米意識改革に取り組んで、
日本の米の価値を先ず再認識するべきと言っておきます。