時間をすこし得て、
今回の編集者との会話を思い起こしてみました。
確かに前回の人は
明らかに新人だったわけで、
一瞬、今回も同じ目線で言葉の意味を捉えていたみたいです。
キャラが薄い…
という意味合いも、
今回修正分では
爆裂おバカキャラで押していた部分が、
新人編集者のアドヴァイスで
テクニカル的な強調に重点を置いたため
ギャグの部分が大幅にカットされて
モッサリした感じになっていた事も感じます。
これを試しに
前回の物と今回の物を
知人に見せたところ…
(今回も前回も見たことのない人物で漫画大好きな人)
前回の方が明らかに
笑いとスポーツ要素のバランスが絶妙だとか…
「キャラの薄さ」
という言葉で、
勝手に熱血漢とか
正義感的な要素の足りなさを
想像してしまっていたわけですが…
そのあとジャンプNEXTで
今回の編集者が担当した作品を拝見した所…
この人…
結構、視野が広い編集者だな…
と感じられるものでしたので
単純な言葉ではないな…
と改めて解釈してみました…
そういう意味で、
一度、ステップバックして
前回の物を逆に
読みやすくアレンジして
次回は持って行ってみようと考えてます。
サッカーの技術的な部分も…
確かに前回の物は
勝負の駆け引きが醍醐味となる部分があったけど…
今回はページ数の関係で
全カットしたので…
今回の編集者が求めていた
「サッカーの技術的な部分」
は、こういう部分だったんではと感じ入ります…
ある意味、今回は見せる要素を強調していたわけで、
カットした部分は考える要素となるわけです…
サッカーを知らない人が楽しめる作品…
そう考えると、
見せる要素より考える要素の方が
面白みが伝わる…
確かに「ヒカルの碁」や「ちはやぶる」
といった作品も
どれだけ美しい展開を見せても…
どれだけ美しい札裁きを見せても…
正直、よく解らないけど…
微妙な手の動きだとか
圧迫感や劣等感が引き起こす
心理的な駆け引きだと
共通の認識として理解でき、
そこに作品の面白みが感じられていた…
と考えれば…
もし、そういう事なら…
前のブログでサッカーを知らない人…
と言ったことをお詫びします…
そう考えると…
前回までの新人君のものは…
確かに直していても
作業は飽きるし…
モチベーション下がりまくりだったからね…
正直、今修正している作業は
何度も見直した作品なのに
全然楽しいと感じるのも事実です…
作業していて飽きない…
やっぱり今回持って行った物が
ツマラナクなったと感じていただけに…
やっぱりツマラナクなっていたのかも…
そんな作品でも
今回の編集者は全然読めるし…
書き手がもっと若い人なら、
担当付きに成っていたレベルではある
との評価だったので…
年齢が高い人には
完成度の高い状態でないと
アドヴァイスするのが難しいから
という理由でした…
ただ、新人君と違って
年齢が高いからダメというものでは無い
と言ってくれた点も、
今、考えれば有難い言葉だったとも
感じられます…
ただ、新人君のおかげで一つ…
ネーム原作として
読みやすさと取っ掛りの持って行き方は
勉強になったし、
おかげで作家として成長できた部分でもあります。
そういう意味で、
最初に見てもらって
本当に良かったのかもと思ってます。
ありがとうございました…