待合で座ってる時もずっと手を繋いでくれてた。
そして、彼は言いました。
「俺も一緒に聞いた方がいい?てか、聞いた方がよくないかい?もし、結果が良くなかったとして、長期に渡る治療とか、最善の方法とか、アンジェリーナジョリー的な・・・そんなんを考えるなら一緒に聞いた方がいいよなぁ。どっちがいい?」と。
1人で聞こうと思ってたけど、そんな事まで考えてくれてるなんて。
確かにそんな話しになったら、あたし頭真っ白で聞けそうもないなぁ。
だったら、途中で呼ぼうかなぁ。
って思ってるけど、緊張で全然喋れず・・・無言。
そしてら、呼ばれました。
「行ってくるね。」
診察室へ入ると、ホント吐きそうなぐらいの緊張。
先生が言いました。
「結果から言うと、良性でした。」
え?え?
うそー!!絶対ダメだと思ってたのにー!!
「細胞を調べて、良性でした。だけど、人間が調べてるから100%ってことはないんよ。でも、まず間違いはないんだけどね。」
逆にがんじゃないことが信じられない心境。笑
「がんではないんだけど、もし、間違えるとするなら葉状腫瘍。これは急速に大きくなっていく悪い細胞で。疑うなら寧ろこっちね。」
え?なに?がんじゃないけど悪性腫瘍なの??
「でもね、それの間違いもほぼないんだけどね。疑うならこっちって話なだけ。ほぼ間違いじゃないんだけど、もし疑うならこっちね!」
わかった。先生、わかったよ。
とにかく、あたしは良性なんだね。笑
「とりあえず、3ヶ月に1回検査していこう。それを1年、2年繰り返していけば、違うんだなってなるし。まだ若いし、乳がんを心配する年齢じゃないよ!最初からがんとか疑ってもなかったし。」
「え?だって形が歪って言ってたじゃないですかぁ!」
「そんな良性なんていっぱいあるからねぇ。笑」
「そんなぁ。気が気じゃなかったんですよ!若いとか関係ないじゃないですか!子供らまだ小さいし、シングルマザーだし、もしがんだったらどぉしよぉって・・・」
って、涙がボロボロと。
先生も慌ててフォロー。笑
そして、診察室を出ると、彼が。
となりに座って、「良性だったよ。違ったよ。大丈夫だったよ!!!!」と小声で報告。
彼は「良かったなぁ。良かった。ホント良かったぁ。」と小声で。
そして、サングラスを外して涙を拭いてました。
(てか、病院にサングラスてー!笑)
とにかく、良かった。
ホント良かった。
その後、久々の2人デート。
いつも子供達もいて、2人の時間なかった。
彼が「もし、最悪の結果だった場合は、どぉする気だったん?」て。
「初期で手術すれば治るとかだったらこのまま。でも、お金払うって言いそうじゃけん、保険入ってるから大丈夫って言おうと思った!笑」
「例えがんだったとしても、死ぬとかそんなんではないだろぉなと思ってたけど、もし、進行してます、転移してます、この先何年生きられるか・・・だったら、それはやっぱりお別れしようと思ってた。」
彼はこぉでした。
「俺も色々考えたんよ。長期に渡って治療とかするんかな?とか。もし、悪い感じの結果だったらな、、、、その時は、、早めに結婚しようと思ったんよ。」
え?うそ。
なにそれ。
お別れじゃなくて、むしろ結婚?
あたしのどこにそんな魅力あるんですか?
なんなんですか?この人は。
もぉ・・・涙でるじゃないか。
でも、あたしは元気なので、
結婚はまだまだ先のいつかになりました☆
おしまい