もぉ⑤まできてしまった。


家に帰って子供達の顔を見ると泣けてくる。
決まったわけじゃないのに落ち込む。
落ち込むのが普通だよね。

おっぱいに貼ったガーゼを見て心配してくれる子供達。

次の日、彼が来た。
やっぱりダメよね。
こんなん、重すぎるよね。

でも、彼はそんなことなかった。
泣くあたしを「怖いね。」って抱きしめてくれた。
あたしは別れないのか、嫌にならないのか聞いた。
そしたら、「俺がガンだと嫌いになるの?」って。
「うぅん。」そんなことないし。
「それと同じ。嫌いにならない。」って。
「ごめんなぁ、守るって言いながら何もしてあげれてない」って。

十分過ぎるぐらい守られてるよ。
ホントに出逢えて良かった。

翌々日、またプロポーズされた。
疑問形で、答える形だった前のプロポーズ。
けど、今回は命令形。

幸せ過ぎでしょ。

検査結果の日、彼は仕事休みだった。
一緒に来てくれるって。
「晩ご飯、一緒に食べような。」って。
「お祝いになるといいなぁ。」って言ったら、
「そうじゃ、お祝いするんで。」って。

どうか、お祝いのお食事デートになりますように。

「ずっとそばにおってな。」ってLINEで来た。
「ずーっとずーっとずーっと一緒にいようね」って。
なんだか、とっても深い言葉に聞こえる。
ずっと一緒にいれることがどんなに幸せなことか。

検査結果当日。
仕事を早退して病院へ。
彼は会社まで来てくれて運転してくれた。
いつもの様に話しながら病院へ。

病院が近づいて来ると緊張で喋れなくなって来た。
とりあえず病院着いて・・・2人ともトイレへ。笑

つづく