叱られるのは幸せ
久しぶりの更新
叱られる幸せ (日本語) 単行本 – 2009/3/16
川澄 祐勝 著
P11抜粋
最近の子供達は、携帯電話にリストアップされた友達の数が多い事を誇りに思っていると聞きました。「こんな沢山の友達がいる」という人付き合いの良さを自分のよりどころにしているのでしょう。
しかし、その中のいったい何人の友人が、自分に注意してくれたり、違った意見を言ったりしてくれるでしょうか。
自分にとって都合のいい事だけを言う友人は、本当の友人ではありません。
「それは間違っている」と、悪い事は悪いと言ってくれる友こそが、本当の信頼できる友達です。
十代の彼らに「親友」の数を聞いてみると、十人くらいという答えがもっとも多いと思います。。
親友といえば多くても、二、三人、一生巡り合えない事もある位なのに、この数字は普通ではありません。
恐らく本当の親友の意味がわからず、単なる遊び友達を親友と称しているのでしょう。
耳に痛い事を言う人間は親友ではない、直ぐに離れればいいと勘違いしているのです。
お互いに話を合わせて妥協していたのでは進歩がありません。
真剣に意見を戦わせて切磋琢磨しながら向上していけるところに、友人関係の醍醐味があるのです。
ほめられてばかりで育って人間は、叱られる事に慣れていません。
ですから、叱られたという事実そのものに衝撃を受け、叱られた事に感謝するどころか、相手を怨むようにさえなります。
これでは叱られた事が無意味になってしまいます。
そういう意味でも、叱られない事は一生の不幸と言えるのではないかと思います。
数回、読み返しました。
叱られる事は有難い事
何も相手との関係を壊す恐れがある事を言う必要はないと思います。
そう考えると、感謝出来ます。
経営者になり叱られる事は少なくなりましたが、スタッフの態度や利用者様の指摘、
他社の方との関わりを通して言葉ではない、叱りにも目を向ける努力をしていきたいと思います。
ありがとうございます。