健康とは | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

健康とは

1853年に黒船が来航し、今まで鎖国していた日本に開国を迫りました。

18543月には不平等な日米和親条約が結ばれてしまいます

日本から算出された金が大量に国外に持ち出されました。

世界相場で金と銀の交換相場が115だった時に、1;5という相場だったそうです。

日本に銀を持ってきて金と交換するだけで3倍の儲けです。

そうなると日本の小判などの価値が激減して物価が上昇し不景気な社会になりました。

そこに追い打ちをかけるように12月にM8.4という巨大な安政東海地震で死者約3000

更に32時間後に安政南海地震。更に2日後に豊予海峡地震

翌年1855年は安政江戸地震で死者1万人とも言われています。

それに加えて、3年後の1858年にはコレラの大流行で10万人の死者が出たともいわれています。

5年間で外的の脅威、自然災害、伝染病の蔓延など最悪な状況です。

そんな中、1867年に大政奉還が行われ新しい時代になりました

当時の日本人は明治維新を成し遂げました。

西郷隆盛、坂本龍馬、高杉晋作など多くの志士が世の中を変えるべく奮闘しました

現在の日本を見ると不安が大きく、メディアは悲観的な報道ばかりを繰り返し、ちょっとテレビを見るだけで気が滅入ります。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というビスマルクの言葉があります。

現在のテレビやニュースなどで語る、見識者、自称ジャーナリスト、等の言動は先を見ることは少なく、あくまでも自分の経験での範疇が主であるような気がします。

同じような出来事をどう乗り越えてきたか、そこからどう学び対応していくべきか。

先人は、このような現在と似た経験を、どう対処し、どう乗り越えてきたのか!という事も踏まえた見通しが大切になってくると思います。

これは経営でも同様と感じます。

全く同じようなピンチが来ることはなく、形を変えピンチはやってきます。

サーファーが同じ波がない、一度、同じような波の乗り損ねた経験を活かし、想定していくことで良い波に乗れるというようなことと同じです。

その想定する力、予見力が大事なのだと思います。

ウィルスが怖い、蔓延させるな!

この世の終わりのように悲観し批判ばかりしていても何も解決しません。

170年間の先人たちが乗り越えて、豊かな日本になったように、100年後の日本人が見たときに一つの模範とされるような行動が大事ではないかと感じます。

今日は久しぶりに電車に乗りましたが、かなり空いてました。

いつもは行列のできるラーメン屋も閑散としていました。

デパートも人が少なく賑わいがありませんでした。

外出自粛の会社もあるようです。

私が代表を務めるフィットネスジムも、最近は会員様の参加が少ないです。

予防や警戒は必要な事ですが、必要以上な自粛は世の中が暗くなってしまいます。

健康の定義とは

WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

https://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html より

肉体的にも精神的にも社会的にも満たされた状態とされています。

この自粛ムードの世の中は精神的、社会的に満たされるのでしょうか?

ウィルスを必要以上に怖がるため、不景気に拍車をかけ、精神的に疲れ、悪循環を生みます。

コロナウィルスを軽くみるのではなく、真摯に向き合うことも大事です。

予防をしっかりしつつ、今やるべきことをやる

ありがとうございます