働き方の多様化
多くの企業や業態では人材の獲得の為、人材の定着化の為に
その人のライフスタイルに合わせた勤務形態を認める流れが大きくあります。
有給休暇奨励月間や半休奨励
長期休暇奨励など、、、
そういったニュースはビジネス番組や雑誌などでも取り上げられており、
私自身も目にする度に、大切なことだと実感します。
こういった仕組みを自社にも導入したいと思う気持ちはあります。
しかし、介護業界では難しいのが現状です。
特に正社員の場合、現場業務だけでなく、事務業務も多くあります。
また、何かしらの役職に就いていることもありますし、
人員配置基準があるからです。
とても、長期休暇等を奨励したくても出来ない仕事です。
介護業界の人が他業態のように自由な働き方を介護職種に求めても、
そういった理由から諦めざるを得ません。
結果、介護業界を去ります。
国は介護職員の確保のために処遇改善加算等を導入はしてくれてはいます。
しかし、医療機関とは違い、平均年収以上の報酬をよほどでない限り
現場のスタッフには支払えない介護報酬です。
介護職員を確保する
職場の働き易さを介護事業者へ求めれることも、重要ですが
記録の簡素化や人員配置基準の緩和を少しは緩めていくことも思案すべき時代になっていると感じます。
勿論、そういった基準の緩和などは不正をする事業者の抜け道になってしまうこともあり得ますし、
サービスの低下に繋がる可能性もあるかもしれません。
本当は介護の仕事を続けたくても、
制約が大きくて他業種に行かざるを得ない人も少なからずいます。
働き方の多様化、ライフスタイルの多様化
マーケティング4.0の時代=自己実現の時代です。
そういった世相の中で介護事業(職)はどうあるべきか?
利用者への想い・・・
社会福祉の一助を担う立場・・・
利用者の笑顔の為・・・
現場であふれる感動・・・
祖父母に出来なった恩返し・・・
其々の想いを大切にすることは大事です。
過去に、
私自身もそういった価値観で自社のスタッフに接してきてました。
しかし、それは正解ではなかったと思うことも多々あります。
未だに介護の講演等で、そういった事を振りかざして、
介護の仕事に従事している人の善意を持ち上げていくのを聞くと疑問に感じます。
綺麗事抜きに、自分が満たされていない中で人へ献身的になれる人はいません。
いても少数です。
特に20代ー40代は自分の人生設計もしなくてはいけない時期です。
働き方の多様化の中で介護の事業(仕事)をどうおこなっていくか?
というのが私の今のテーマの一つでもあります。
そういった事は色々な人の考えが合わさって良いものになっていくのだと思います。
色々な視点、側面から考えていくことを大切にしていこうと思います。
昨夜は猪瀬直樹先生の主催する会に参加
田原総一朗さんがお越しになっておりました。
約10年前に
月刊ビッグトゥモロウの田原さんが連載していた現場主義というコーナーで
田原さんから取材、対談のオファーがありました。
当時は31歳でした。
その際に面識を持たせて頂き、朝まで生テレビ出演のオファーも頂きました。
その際に一緒に出演していたのが猪瀬先生です。
その時に猪瀬先生ともご縁を頂きました。
ご縁は大事ですね。