介護事業経営者の意識を変える | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

介護事業経営者の意識を変える

介護事業の経営者の中には介護や看護の現場出身の人が多くいます。


施設などに介護職員として入社し経験を積む。


その中で、もっとこんな介護をしていくべきではないか?


こんな介護サービスをしていきたい。


自分自身が後悔したくない。


自分自身の祖父母への想い。


など様々な動機、きっかけ、決意があり経営者としての道を選択しています。


しかし、実際に経営者になり頑張っていても中々、思うとおりにならずに苦悩する日々。


起業し13年経ちますが、私自身も成長段階であり、課題はたくさんありますが、楽しく経営をさせて頂いております。


しかし、起業してから5年ほどは辛い日々でした。


一人の介護スタッフとして働く、そして経営者としての仕事も行う。


介護現場しかしらずに経営の知識、概念もない状況です。


いくら現場で頑張っていても思うように数字は上がらず、職員の定着なども苦労する。


気づくと何のために起業したのか?


これでは務めていた方が良かったのではないか?


そんな後悔もありました。


何か行動や考え方を変えなくてはいけない。


そう感じて行ったことが3つあります。


1・現場から一線を引く


2・読書をする


3・見聞を広める行動をする


1について

1人の介護スタッフとしての仕事をしないということには抵抗がありました。

しかし、経営者として1人の介護スタッフとして現場を引っ張ることも創業期には大切です。

現場中心で行っている以上、自分以上のスタッフは成長しません。

どこかで、スタッフは経営者である自分への遠慮があります。

現場で従事していたときは、自分のサービスで利用者様に喜んで頂きたい!

他の介護スタッフより良いサービスを提供したいという意識が向上意欲です。

しかし、経営者が無意識にそうなってしまうと、自社のスタッフと張り合ってしまうことになります。

経営者としてスタッフと張り合っていてはスタッフの成長の機会を奪ってしまいます。

スタッフを褒めること、労う事、アドバイスすること。

そして正当な評価、認めることが重要と感じます。

その為には、ラグビーの監督のように一歩、引いて全体を見る視点と視野が必要だと感じました。

自分の行っている仕事をスタッフに依頼し給与として還元する事も必要です。


2について

自分自身の成長の為、そして悩んでいるスタッフなどへアドバイスを行うためには、知識が必要です。

そして、物事を客観的に捉える感性を磨くことが必要です。

そこから、1カ月に20冊の読書を行うことを決め、実践しました。

ビジネス書はフォトリーディングという速読を学び、活用しました。


3について

介護事業は地域密着のサービスです。

サービス提供エリア、要は商圏が狭いです。

そうなると会う人も限られます。

そして見方や考え方も無意識に狭くなりがちです。

色々な業種の人と情報交換する。

同業者で同じような立場の人と会い刺激を受ける。

そういった機会を求めて業界誌に掲載された事業所など興味を持ったところへは連絡をし旅行がてらに周りました。

1カ月に1度は県外に出ると決めました。

そういった行動を繰り返すことで大きな学びも得ることが出来ました。


昨年に続いて、私は介護事業経営者向けの研究会を行います。


8社限定で、あと1社ほどで満員になります。


申込みしたいけれど、毎月、参加できないから隔月でも良いか?という問合せも4件頂きました。


現場に1人の介護スタッフとして入るのでシフトの事もあるかもしれません。


参加するということは最低1日は不在になると言う訳です。


そこをどうマネジメントするのか?

という事が一つの成長でもあります。


また、費用が高くて?少し割引を!という質問も2社ほどありました。


確かに30万円という金額を見ると高額に感じます。


しかし1年間です。月に25000円です。


情報の価値、知識の価値、人脈の価値から見ると安い金額だと自負しております。


メンバー同士の事業所見学などを通して、自社を客観的にみる視野を持つこと


そして、見聞を広めて、研究会で得た知識を自社でどう転用するか?


そこに成長があると感じます。


私はこの研究会でメンバー同士で新しい取り組みを創出したり、

地域ブランドになるサポートをしたいです。


大手だけが勝ち残る介護業界にしたくないです。


地域の介護は地域密着で頑張っている経営者が活躍する


その為には地域に認知される事業所になる、ブランディングすることも必要です。


12月からスタートするデイサービス研究会No2

第一回では下記の書籍を出版するという実績もあげました。

地域密着で成功する図解デイサービス開業と経営実践ガイド/誠文堂新光社
¥2,160
Amazon.co.jp

私の著書、「これならわかる介護ビジネス」に事例として載っている事業所は

研究会メンバーが殆どです!


これならわかる <スッキリ図解> 介護ビジネス/翔泳社
¥1,728
Amazon.co.jp


12月には2016年の事業計画作成から始めます。


志の同じ方を求めております!


詳細は下記です

デイサービス研究会No2
http://eichieru.com/seminar/150904.html


意気消沈するから行動力がなくなるのではなく、

行動力がないから意気消沈してしまうのである

ウエイン・ダイアー


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