「やりがい」と「お金」のバランス | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

「やりがい」と「お金」のバランス

介護の仕事の魅力とは何か?


「ありがとう」と利用者様に感謝の気持ちを伝えていただける事

その言葉を頂くことで頑張れる!


しかし、その

「やりがい」

だけでは続けていく事が困難なこともあります。


自分自身の生活の質の向上の為にも、それなりの「給与」は必要になります。


介護業界では未だに自己の給与の事を話すと疎まれる事もあります。


逆に経営者側から「売上げ」の事を言われると職員に「抵抗」される事もあります。


要は「お金」に対して禁句のような風潮、数字に関しての無関心という状況が多くあります。


労働人口が減少している日本のなかでも介護職は不人気となり

人手不足、人材不足という状況になっています。


「やりがい」と「お金」

のバランスが取れていない。


はっきりというと「割に合っていない」ということです。


介護の仕事への想いが強い人ほど「お金」だけの「実利」では動かず

自己の頑張りの「評価」や「やりがい」などの「感情」によって動きます。


介護事業は人あっての事業です。


どんなに良い浴室があっても、どんなに良いリハビリ機器があっても

職員があってこそ活かされるものです。


当たり前のことですが、このことを重視していない経営者が多く居ます。


人手不足だから何とか採用したい!


という相談を良く受けます。


その際にどんな人が必要かを質問します。


多くの応えが

「資格を持っていれば誰でも良い」

という返答が多くあります


確かにそういった人手不足の状況なのは否めませんが、経営者がこういった発言をしている事を

職員が聞いたらどう思うでしょうか?


誰でも良いから採用されたのと、

貴方だから採用した


どちらが良いか?


後者の方です。


頭数で見た採用方法があまりにも介護業界には多すぎます。


人其々、動機、きっかけ、想いがあります。


私自身もそういった職員の気持ちを汲む事はまだまだ不十分ですが、

可能な限り、そういった志を尊重したい気持ちです。


当社では事業拡大をせずに地元密着、地元土着で行っていたので

正社員の雇用はここ数年行っておりませんでした。


しかし、今年は何と4人の退職予定者が居ます。


1人は親の介護の為、故郷に引越し


2人は寿退社


1人はご主人の転勤


求人を掲載するようにしていますが、以前に比べると応募が減っています。


身を持って人材の獲得の大変さを感じます。


ただ、この課題は当社だけでなく、業界全体の問題であり、

自社の課題を克服する事で新しい方法を考案し発信するチャンスでもあると前向きに捉えています。


介護の仕事の内容はどこも同じです。


しかし、行う内容は同じであっても行う目的は違います。


其々に理念があります。


当社の理念は一期一会です


その日、その時、その瞬間を大事にする


1年間を振り返ったときに介護の技術はついた、

経験年数は増えた、だけでは面白くないと思います。


読書の習慣がついた!


物事を見る視野の広さがついた!


出来ないと思っていたことが出来るようになった!

など、仕事を通して自己の成長に繋がるような仕事をしていきたいと思っています。


同時に1年前よりも収入も増える!ということも大事にしています。


このブログをお読みになった方で、私と一緒に仕事をしてみたい方がいましたら、

下記の当社HPを確認してください


http://www.hl-tokyo.com/