12年前 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

12年前

今から12年前の2002年6月、私は会社を設立し、9月1日には訪問介護事業所と居宅介護支援事業を開始しました。

 

当時はワンルームマンションの一室からのスタートでした。希望や夢も大きくありましたが、不安や言葉で表現できない、先が見えない気持ちも強くありました。その時の私は24歳で、社会経験も4年ほどです。

 

人のマネジメントの問題や営業方法、ケアの質、経営するための知識は十分ではなく、正直、準備万全とはいえない状況でした。

 

しかし、申請も行い、会社も登記し、職員も採用した以上、やるしかありません。そう思う気持ちも強くある一方、何かとんでもないことを始めてしまったのではないかという後悔もあったと思います。

 

開設後、すぐに1件の利用者を紹介していただき、サービスを開始しました。サービスが開始されると、迷いは少しずつ消えていきました。

 

設立間もないので資金的に厳しく、会社には車が1台もありませんでした。ですから1台の自転車で営業にまわりました。残暑が厳しい中、スーツを着て営業したものです。

 

もっと利用者を獲得しないと職員の給与も支払えない、家賃も払えない。本当に大丈夫なのだろうかという不安を払しょくするように動き回りました。何とか年内に、それなりの目途がついてきました。

 

少し思い返すと、大変な時期ではありましたが、その時の経験は懐かしくもあり、現在の自分にとって大きな学びとなり糧となっています。そう考えると、大変やつらいと思う状況でも、何とか乗り越えること、向き合うことで成長できると実感します。

 

また、準備が万全でなくても、自分が熱意をもって取り組むことである程度は乗り越えることができるのだと感じます。


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