商品の開発 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

商品の開発

業務サービスの再構築や新商品の開発は簡単に出来るものではありません。

簡単に出来る事は簡単に飽きられてしまいます。

簡単に出来たように感じても、普段からアンテナを張っているからだと感じます。

食器洗い機の開発で営業担当が売り方に対して
「家事が楽になるといっても通用しない。
客は手で洗うと言っています。」

主婦が喜ぶ何かが要る!と感じて奮闘が始まります。

28分辺りから35分辺りが商品開発などのヒントがあると感じました

下記、参照文
動画も見て下さい。
飛ぶように売れる電化製品がある。

「食器洗い機」。

ここ­数年、"買いたい電化製品"として常に上位にランクされる人気商品である。 

しかし、その道のりは、まさに不遇だった。日本初の食器洗い機が開発されたのは、昭和­35年。

松下電器の洗濯開発技術者が、アメリカ製品をまねて作ったのが最初だった。だ­が、大きい図体に水の浪費。

さらには、性能の悪さから"愚劣な商品"のレッテルをはら­れ、開発チームは縮小、辛酸をなめ続けた。 

そこにチャンスが訪れた。昭和58年、松下が洗濯機事業の悪化に見舞われ、切り札とし­て新たな食器洗い機の開発命令が下った。

立ち上がったのは、若き技術者・谷口裕。

入社­以来、食器洗い機一筋の谷口は「アメリカのまねは捨てる」と、"流しの上に置ける小型­化""汚れを確実に落とす洗浄性能"の日本型食器洗い機の開発に乗り出す。

昭和61年­、新製品開発が終了。販売戦略担当の楚田勝に会社がつきつけた課題は、普及率10%。­新製品が生き残るための分岐点の数字だった。

工場の才脇克己は大量生産を成し遂げる秘­密兵器「回転治具」を考えた。 しかし、すぐさま営業から売れないと悲鳴が上がった。

急速なシステムキッチンの普及に­よる5000種もの新種の蛇口に対応できない。

さらにバブル崩壊が襲う。赤字続きを理­由に、プロジェクトは再び解散の危機に。 その時、メンバーは起死回生の秘策に打って出る...。 

製品誕生以来、普及に40年もの長い時間を要した食器洗い機。プロジェクトが、会社の­花形部署になるまでの苦闘を描く。