デイサービス運営(稼働率重視の為のサービス導入?) | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

デイサービス運営(稼働率重視の為のサービス導入?)

デイサービスのサービス構築に関して


まず、最初にサービスの構築は楽しいものであるはずと感じます。


利用者様に楽しんで頂くサービスを構築する際はワクワクするものです。


昨今のデイサービスの競争の激化に伴い、利用者確保ありきのサービス構築が目立ってきているように感じます。


経験の無い方が、「リハビリ」「お泊り」というサービスを導入することに違和感を感じることもあります。


そんな簡単に、「リハビリ」という言葉を用いることは疑問です。


袖山氏は共著「人が集まり 喜ばれる デイサービス開業 運営のしかた」のP212「機能訓練とリハビリの違い」の項で下記のように述べております。


「リハビリとは、機能の回復を目指して実践される総合的な治癒的訓練の事だと言えます。これはもちろん、医療専門職の独占領域であって、法律的にも介護士が実践し得る範疇ではありません」


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稼働率ありき、利用者確保のリハビリという用語を用いることは、結果として利用者の為に繋がらないと感じます。


お泊り付に関しても同様です。


宿泊=夜の利用者のケアには経験と知識が必要です。

新卒で老人ホームに入社し私自身がはじめて夜勤を担当させて頂いたのは3か月後でした。


自分の業務を認めてもらえたと実感でき、嬉しかったことを覚えております。


日中と違い、夜の利用者の行動や状態は違う事が多くあります。


万が一に備えた対応


家族への連絡先、主治医との連携、提携医療機関、衛生面、上司との連絡体制などが整えた上でないと怖さを感じます。


確かに家族の介護負担軽減、特養などの待機待ちでお泊りニーズはあります。


そういった問題を克服する為に行う事を反対する考えはありません。


しかし、売上重視によるお泊りの導入には?です。


他が行っていて稼働率が上がったからという理由も事業を経営していく上では重要です。


ただ、何のために、どのような方法でそのサービスを導入し構築するのかという意義と意味がないと継続していくことは難しいと感じます。


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