大阪桐蔭高校硬式野球部
日本一は本気で狙いに行っても簡単には取れません。
でも本気の本気で狙いに行ってこそ
初めてチャンスが出てくると思っています。
だから常にそれを意識してやりたいと思っています。
たまたまで日本一になるなんてことはあり得ませんから。
だからそこに近づくために自分がいま何をしないといけないかということですよね。
西谷浩一(大阪桐蔭高校硬式野球部監督)
『致知』2012年7月号 特集「将の資格」より
今春のセンバツ甲子園で自身2度目となる
日本一を果たした西谷浩一監督。
いまや全国屈指の強豪となった同校ですが、
同じ大阪のPL学園の厚い壁に阻まれ、
府の予選を勝ち抜けない時期が11年間あったといいます。
その重い扉を開いたのが、
現在、大リーグでプレーをしている西岡剛選手。
西岡選手は当初、PL入りを熱望していましたが、
そのPLからは声がかからず、がっくりとうな垂れます。
西谷氏が西岡選手に、
「俺はとにかくPLを倒したいんだ。うちで一緒にやらないか」
と声をかけ、その言葉を受けて西岡選手が奮起したところから、
大阪桐蔭の快進撃は始まったと言えるでしょう。
「散歩のついでに富士山に登った人はいない」という言葉を
聞かれたことのある方も多いと思います。
富士山に登るには、富士山に登ろうという
強い決意と覚悟がなければいけない。
日本一になるためには、まず日本一になろうと思うこと。
どんな偉業も、すべては「そう思う」ところから
始まるのだと思います。
⇒ http://www.chichi.co.jp/monthly/201207_pickup.html#pick3