介護福祉士 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

介護福祉士

介護福祉士 来日外国人が初受験


高齢者などの介護を専門的に行う「介護福祉士」の国家試験が29日、全国で行われ、EPA=経済連携協定に基づいて来日した外国人が初めて試験に臨みました。


EPAに基づいて介護福祉士を目指して来日したインドネシア人とフィリピン人は、この4年間で合わせて780人余りに上っています。


このうち、国家試験を受験するために必要な3年間の現場での研修を終えた95人が29日、初めて受験しました。


東京・杉並区の会場では、インドネシアから来日した13人が、介護の専門的な知識や技術などに関する筆記試験を受けました。試験では日本語の読み書きが大きな壁になっていることから、厚生労働省は漢字で記された専門用語にふりがなを振ったり、英語を併記したりしています。


インドネシア人の27歳の女性は「日本語での試験問題はとても難しく、結果はどうなるか分かりませんが頑張ります」と話していました。


EPAに基づき、来日した外国人のうち看護師の試験はすでに行われていますが、これまでの合格率は平均で2.6%にとどまっています。


介護福祉士は合格率が日本人でも50%程度と難関ですが、来日から4年以内に国家資格を取得しなければ日本で働き続けられません。


このため政府は、不合格の場合でも成績が一定水準を超えれば、さらに1年滞在を延長し、来年の受験を認めています。


介護福祉士の国家試験は、実技試験を経て、3月28日に合格発表が行われます。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120129/k10015617961000.html