来年
今年も楽しい一年でした。
本社と事業所を統合したり、多くのセミナーを開催したりできました。
800人を超す講演会に登壇したり、出版、そしてTV出演
こう考えてみると充実した一年だったと思います。
勿論、大変な時も多くありました。
仲間とぶつかったり、思う様に業務が進まない。
しかし、トータル的に見ると、そういった大変な事があったから結果が出ているような気がします。
一喜一憂せずに、問題が起こった時は、必要なプロセス、レッスンと捉え、自分が試されているという事を認識し乗り越えていく事が大切だと思いました。
何よりも3月の大震災は多くの悲しみがあり、人生観そのものが変化しました。
今後10年間は復興の10年。
いま、33歳の私は43歳までは、日本の復興という事も考えながら行動していく事が使命だと感じました。
介護業界は事業性としてのビジネス市場としても、より注目されてきます。
よりよい経営をしていく為には営利も大切ですし、重要です。
しかし、今回の震災でこの介護の仕事の責任感の重さをより実感しました。
自分の家族よりも優先し、目の前の利用者様を支えていく事。
被災された介護職の方々が身をもって示した姿勢を見習わなくてはいけません。
地域に密着していく=地域に土着していくこと
防災フォーラムに参加した際に自衛隊の方が仰っていた事があります。
倒壊した建物のどの辺にいるかわかれば救助し易く、命を助けられる確率が高まる。
特に高齢者世帯、独居の方の場合は情報が不足しています。
そういった際に、私達の職業柄、情報は持っています。
そういった事態に備えた取組も必要になってくると思います。
営利だけでは出来ない事です。
何故なら、そういった取組には給付がなく、自主的な取り組みだからです。
だからこそ、地域に根差した事業所だからこそ、フットワークが良く、社内の取組の共有が図り易いと感じております。
自分の軸として、介護事業+α考えていきたいと考えております。
そういった取組を実践し考案し、広めていきたいとも思います。
来年は改正もあります。
介護単位の上がる、下がるという事は私も経営者として重要です。
当然、下がるのは好ましくなく、上がって欲しいという気持ちが強くあります。
しかし、何かそういった論議で安くなる、高くしろ!というのは違和感を感じておりました。
何故なら、震災で被災された方への支援に少しでも予算を回してもらおうという論議が無かったからです。
勿論、介護職の賃金、待遇の改善や向上の為には介護報酬が高いに越した事はありません。
ただ、そういった事だけを言える時代では無くなっている様に感じます。
其々の立場で、日本の復興を考え、小さな行動をしていく年にしていくべきだと思います。
ありがとうございます!
来年も宜しくお願いします。