独居高齢者 ５００万世帯超

独居高齢者 ５００万世帯超

６５歳以上の高齢者がいる世帯は推計で２０７０万世帯と、これまでで最も多くなり、このうち１人暮らしの高齢者が初めて５００万世帯を超えたとみられることが厚生労働省の調査で分かりました。

厚生労働省は、毎年、全国の世帯を対象に家族の年齢構成や平均所得などを調べています。去年の調査は無作為に抽出した２９万世帯のうち２３万世帯から回答を得ました。それによりますと、去年６月の時点で６５歳以上の高齢者がいる世帯は前の年より５８万世帯増えて２０７０万世帯と、これまでで最も多くなりました。このうち１人暮らしの高齢者が５０１万世帯と、初めて５００万世帯を超えて過去最多となり、調査を始めた昭和６１年の３．９倍に増加しました。また、１人暮らしの高齢者のおよそ７２％に当たる３６０万世帯は女性の１人暮らしだということです。これについて厚生労働省は「高齢化が進む一方で、祖父母と同居する３世帯が減ったため、１人暮らし高齢者も増加する結果になった」と分析しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110713/t10014167931000.html