国際宇宙ステーションと介護予防学習会
国際宇宙ステーション:古川さんと交信、介護予防学習会 参加団体募集
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する古川聡宇宙飛行士(47)と交信しながら学ぶ学習会「重力とともに生きる」を今秋、JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で開く。
地域で介護予防や健康増進活動に取り組む団体の参加を13日まで募集している。
古川さんは8日、ロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ旅立ち、11月までISSに滞在。骨量が地上の10倍の早さで減る無重力状態を利用して、骨粗しょう症予防の実験などに取り組み、高齢化に伴う問題の解決を目指す。
学習会は9月に開催予定。
医師の資格を持つ古川さんがISSから直接、宇宙での体験を語りかけるほか、宇宙飛行士の健康管理に当たるJAXA職員の講演もある。
参加希望団体が多い場合は選考がある。開催日時は決まり次第、JAXAから選定された団体に通知する。応募方法など詳細はJAXA有人宇宙環境利用ミッション本部(050・3362・3202)。【西川拓】
毎日新聞 2011年6月4日