デイサービス開業の準備 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

デイサービス開業の準備

今月、既に


デイサービス開業の相談件数が12件


デイサービス運営の相談件数が7件


その他、訪問介護事業所の開設準備相談が2件


デイサービスは特に来年の制度改正を見越しての参入が増えそうです。


10人定員のデイサービスでも特に東京都は機能訓練指導員の確保が必要になり、人材確保でも看護師、PTなどの採用が難しくなってきています。


当社は10人定員の事業所でもほぼ、看護師、あんま士を配置しているので全く影響はありません。


一番、最初に25人定員のデイサービスを開設したので、10人定員のデイサービスであっても看護師はむしろいないと不安になります。


確かに看護師やあんま士の方等の人件費は介護職よりも高いのが現状です。


しかし、それだけの知識、経験があります。


機能訓練指導員の人件費がかかるので、人員配置にプラスして配置すると小規模デイサービスの運営では難しくなる事もあります。


そこには、業務オペレーションをしっかり構築し、余暇人員を抱えない為の取組が求められます。


そうでないと、売上が上がっても収益性が少なく10人定員のデイサービスのメリットは無くなってしまいます。


又、稼働率は最低でも70%は維持したいものです。


そうでないと、夏場、冬場のご利用者様の入院や入所などが重なる時期に稼働率が著しく低下する事も考えられます。


今後は中規模のデイサービスの方のメリットも見直されるのではないかと思います。


ケアマネジャーの中には小規模デイサービスの懸念も少なからずあります。


一つ目には、小規模という事で単位数が高いという問題です。


要介護1でみると小規模=790単位 通常規模=677単位


差は113単位です。


約1130円の差です。


利用者負担は110円でも、年金でやりくりしている利用者様にとっての負担は大きいです。


二つ目は、小規模デイサービスは介護経験が少ない方や他業種からも参入しやすいので、サービスや意識の差が大きいという事もあります。


かといって最初から小規模デイサービスでなく20人定員の通常規模のデイサービスの運営は人員の確保、設備の面で費用、管理の負担が大きいという現状もあります。


段階的に人員を上げていく計画の上で運営する事も必要です。


稼働率が上がらず困っている、苦戦しているという事業所がサービスの質が悪い、意識が低いという訳ではありません。


知られていない、また、コンセプトと自社のカラーのマッチングが出来ていないという事が多くあります。


そこにちょっとした方法を取り入れるだけで、稼働率が上がるという事も今まで多く経験してきました。


10人の小規模デイはスタッフ力でカバーできます。


しかし、20人のデイサービスは組織としての力が求められてきます。


そういった実例を交えたセミナーを開催しようと思います。


詳細が決まり次第、ブログなどで告知します。