ボランティアの意味
ボランティアの意味
広辞苑より
(義勇兵)の意
志願者。奉仕者。
自ら進んで社会事業等に無償で参加する人。
私自身も、介護、福祉の業界に入ったきっかけになったのがボランティア活動でした。
学生時代には病児病棟、障害者施設、老人ホーム、ゆうあいぴっく、など数多くのボランティア活動に参加しました。
というよりは参加させて頂きました。
今になって思うのは、当時は、ボランティア先に貢献したいという気持ちでいましたが、勉強、経験をさせていただいたと強く感じています。
3月11日の震災で多くの方が、「自分にも出来る事」としてボランティア活動に参加されています。
こういった方々の活躍を見ると日本の社会も捨てたものではない、人と人との繋がりを感じ温かい気持ちになります。
GW期間中、有給休暇を消化しての参加、企業としての取組として参加される方も多くいらっしゃるようです。
私の岩手の知人と電話で話す機会がありました。
知人は「多くのボランティアの方に助けてもらっている、感謝している」と言っていました。
その一方、疑問に感じる事もあると話していました。
「若い方でボランティアに参加されている人も多くいる。しかし、ボランティア活動が終われば無職という現状の人には疑問を感じる事もある。自分のキャリアアップ、自分の実績作りの為、本人はそういった意識には気づいていないと思う。しかし、会話の中の言動に垣間見られる事がある。ボランティアの方々に支援してもらっている身だが、疑問を感じてしまう」
との内容でした。
私自身も「私にもできる事」として、ボランティア活動に参加する前にやるべき事もあると思います。
働けるのにも関わらず、自分のやりたい事がないと働かず税金を納めない。
そういった中でも活躍できる場を求めてボランティアに行く事は悪い事ではありません。
困っている人を助ける事も出来ますし、自分が貢献できる喜びを感じる事も出来ます。
時に人生の模索も大切な事です。
しかし、被災地に行く前に、自らが国民の義務である「勤労の義務」を果たし、そして「納税の義務」を果たす事も必要な事ではないでしょうか?