「ありがとう」からの気づきや学びがやりがいに! | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

「ありがとう」からの気づきや学びがやりがいに!

介護の仕事といえば、「やりがいがありそう」「人の役に立てそう」。
でも「大変そう」というイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。
では、現場で働く人は、実際はどう思っているの!?今回は、気になる現場の生の声をご紹介します。


【介護ワークをする人の、半数以上が 「働き続けられる限り介護の仕事を続けたい」。】

介護の仕事をしている人、20630人へのアンケートの結果では、【働き続けられる限り働きたい】という人の割合が56.3%ともっとも高く、逆に【半年程度】と答えた人は1.2%、【1~2年程度】と答えた人は6%、という結果でした。

多くの方が、今後もずっと長く介護の仕事を続けたいと思っていることがわかります。

Q:今の仕事をいつまで続けたいですか?
働き続けられる限り続けたい:56.3%
わからない:20.4%
3~5年程度続けたい:10.3%
1~2年程度続けたい:6%
6~10年程度続けたい:5.1%
半年程度:1.2%
※出展元:財団法人 介護労働安定センター(平成21年度 介護労働実態調査結果より)

【現場の声 私が、介護の仕事を続けたいと思う“理由”】

介護の仕事は大変、といわれているにもかかわらず、
アンケートでは、「働き続けられる限り介護の仕事を続けたい」と思っている人がもっとも多いという結果でした。では、「今後も介護の仕事を続けたい」と思うのは、なぜなのか。現場で施設の介護スタッフとして働いている方にお伺いしてきました!

◆ゴールのない仕事だからこそ、 ずっと続けていきたいですね。Hさん
はじめて担当した利用者さんのご家族から「ありがとうございます。父が施設に入ってから笑うようになりました。ここで見てもらってよかった。」と言われたのをきっかけに、意識が変わったんです。介護の仕事は、利用者さんだけではなくご家族にも喜んでもらう仕事なんだと気づいて、積極的に利用者さんやご家族と関わろうと思うようになりました。私は学生時代、初対面の人と話すのが苦手だったんですが、この仕事をはじめてから、周りの友達にも「明るくなった」と言われるようになりましたね。日々変化していく自分を実感できる仕事ですし、ゴールのない仕事だからこそ、これからも続けていこうと思うんだと思います。

◆周囲が教えてくれた、私の“天職”だから現場にこだわりたい。Hさん
誰にも心を開かなかった利用者さんが私に心を開いてくれたことがあったんです。私はいつもどおりにしていたので、どうしてそうなったのか、自分でもよくわからないんですけど(笑)。点数も答えもない仕事なので目に見える結果が出ると本当にうれしいですね。「樋口さんが安心だから」と頼られるたびに、この仕事をやっていてよかったと本当に思います。頼りにしてもらえるのが心地いいんです。自分は普通にやっていることですが、周りの人たちから、介護の仕事は“天職”だと教えてもらった感じです。そういう日々の積み重ねがあって今があるので、私はこれからも現場でずっと働いていきたいです。

◆“人生のあり方”を教えてもらえる仕事。 使命感をもって働けるのが幸せです。Sさん
利用者さんやご家族から「ありがとう」と言われるうちに、人生を託されているような気がしてくるんです。おかげで、価値観が180度変わりました。この仕事で感じたことを家族や友達にも伝えていきたいという使命感をもつようになったんです。利用者さんからは“人生のあり方”を教えてもらっているんだと思います。接すれば接するだけ多くのことが学べるので、業務が終了した後も利用者さんと他愛のない会話をすることが多いですね。施設が自分のもうひとつの家という感覚です(笑)。人に伝えたいという使命感をもって仕事ができるなんて幸せかな、と思ったらこの仕事を辞められなくなっていました。

【まとめ】
3名とも日々の仕事を通じて、徐々に自分の中に“気づき”や“変化”を感じたと話してくれました。印象的だったのが「介護の仕事を辞めるなんて考えたことがない」と話していたHさん。若い頃、学校の先生や医者、農業など…いろんな分野で活躍されていた利用者さんのお話を聞くことで、視野が広がるとおっしゃっていました。介護の仕事には正解がない分、働く人それぞれ感じることが違って、それぞれの介護の道を究めていかれるんだな、と感じました



関連URL:http://regular-shigoto.weban.jp/contents/job_station/110404.html


利用者様から学ぶ事が出来、それをどう自己に活かすか?


魅力ある仕事ですし、それがもっと認知出来るようになって欲しいですね