医師、介護福祉士、異色の即応予備自衛官 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

医師、介護福祉士、異色の即応予備自衛官



「技能役立てたい」 医師、介護福祉士、異色の即応予備自衛官

「仕事で培った技能を、被災者のために役立てたい」。

宮城県女川(おながわ)町や石巻(いしのまき)市で救援活動中の陸上自衛隊第14旅団に27日、中国・四国地方から招集された即応予備自衛官約170人を含む第47普通科連隊が合流した。

主に生活支援活動を行うが、医師や介護福祉士などの資格を持った“異色”の即応予備隊員もおり、専門分野での活躍が期待される。

普段は民間の仕事を持つ即応予備自衛官だけに、志の高さが目立つ。

高知市の小南博資さん(44)は防衛大卒で幹部候補として任官したが、医学へのあこがれを捨てきれず精神科医に転身した。

即応予備自衛官となったが、東日本大震災の報道を見て、「必ず招集がある」と直感した。「被災者の心の痛みを和らげてあげたい」と招集に応じた。

小南さん自身も3年前に生後5カ月の長女が病死する不幸を経験した。

「家族を失う苦しみは痛いほど分かるんです」

災害救援では被災者の精神的ケアに当たる。

実際に女川町の被災地に足を踏み入れ、「ビルが根こそぎ倒れ、悪夢のような光景に圧倒された」と話す。だが、「今は治療を必要としている患者のことを考えると落ち着いてきた」と物静かな口調に熱がこもる

山口市の福江広美さん(45)は普段、介護福祉士としてデイサービス施設で働く。

自衛隊を退職した後も「力になれることがあれば」と即応予備自衛官として志願した。

災害派遣招集があった際、長女(7)は入院していた。

後ろ髪ひかれる思いだったが、「国家的な危機。私を必要としている人がいる」と参加を決めた。年齢から体力を気遣っていた家族に、「心配するな」と書き残して駐屯地へ出向いた。

「避難所暮らしが長引き、高齢者の体が心配だ」と話すのは、同じく介護福祉士の資格を持つ岡山市の加納忠紘さん(30)。

障害者支援施設での勤務経験から、「体勢を変えてあげるだけでもだいぶ楽になる」と避難者を気遣う。

加納さんは16日に長女が誕生したばかりで、産後間もない母子を残しての旅立ちに、身を裂かれる思いだった。そんなときに、妻がかけてくれた「行ってらっしゃいよ」との言葉が決め手となった。

実際の被害状況を見て、「被災者の苦痛はどれほどか。少しでも手助けできればうれしい」と話した。

3人は衛生隊に合流し、避難所を巡回して医療などにあたる。(城野崇)

2011.3.27 19:24  MSNニュースより

自分の仕事、家庭を優先せず、本当に困っている方の為に志願していく姿勢。

自分の取組の小ささを実感しました。

私も自衛隊の講習に参加しようと思います。

小南様、福江様、加納様、宜しくお願いします。

ありがとうございます!

防衛省・自衛隊
http://www.mod.go.jp/gsdf/