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研修の一部

ティーチングとコーチングの使い分けによる自立支援
1.四つのかかわり方

ティーチング
└ ①指示・・・「~しましょう」「~して下さい」と指示を出す。
└ ②助言・・・「~しては、どうですか」「~されては、いかがですか」と助言する。

コーチング
└ ③支持・・・「どうしたらよいとお考えですか」と尋ねて、問題の解決策を相手から引き出し、「じゃ、そうしましょう」と支持する。

④非関与・・・口出しをせずに、相手に任せる。

2.かかわり方の使い分け

これら四つのかかわり方は、当面する問題を相手がどれぐらい自己解決できるかによって、うまく使い分けることが望まれる(下図参照)。


相手の自立度に応じて、四つのかかわり方をうまく使い分けながら、任せてよい問題を徐々に増やしていき、最終的には相手に自立してもらうのが、教育的かかわりである
と言える。
本人に任せてよい問題にまで細かく指示を出して、相手の主体性(やる気)をつぶしたり、本人に任せられない問題を放任(放置)して、取り返しのつかない事態を招いたりすることは、避けなければならない。


2.コーチングとは
相手が抱えている問題について、指示・助言・命令などをして解決策を与えるのではなく、開かれた質問をして相手に考えてもらうことで、相手の自己決定や自己解決をサポートしていくこと。

《ティーチング》《コーチング》
「しましょう」「して下さい」「どうすればいいと思いますか?」


「するといいですよ」「してはいかがですか?」「どうしたいのですか?」


3.リーダーシップとの違い
古いタイプのリーダーシップ論では、リーダーシップが指示的に解決策を与えるのに対して、コーチングは非指示的に解決策を引き出す。


状況対応論では、コーチングもリーダーシップの一部となる。


詳しくは介護事業リーダー研修2010の諏訪先生の研修で行います。


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