歩歩是道場 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

歩歩是道場

スキルアップが出来る職場環境が人気があるそうです。

私も経営者として社員が成長できる機会を持ちバックアップする事は大切だと感じています。

しかし、転職する時には、「ここだったら成長できるかな?」「ここの環境ならば成長できる!」という気持ちで職場の選択をすると思います。

確かに、良質な人材に囲まれていれば成長も出来ると思います。

しかし、レベルが高い人材に囲まれすぎると個性が活かせず、自己の自信を失い潰れてしまう事もあります。

そういった方に多いのが「環境が合わなかった」という意見です。

(そういった場合もあるとは思いますが、そう言ってしまうとそこで学びが遮断されます)



よく禅での話しで聞く事に次のようなものがあります。

ある修行僧が、修行に集中し易い場所を探していました。


(ある修行僧=現代風に言えば転職の多い人みたいですね(笑))



その時、維摩居士(ゆいまこじ・ヴィマラ・キールティー) という僧に会いました。


僧「あなたはどこからきたのですか?」と尋ねました。


維摩居士「道場から来たのです。」との応えです。


僧「どこの道場ですか?」と再び尋ねました。


維摩居士「直心是道場」と応えました。


素直に受け取れる心があればどこでも学びの場になるとの事です

修行、勉強の場は心中にある訳で、場所は関係ない。

一歩一歩が修行、勉強だという意味だそうです。

確かに、通勤時間の電車内で難関の資格試験の勉強をし合格した人。

現代風の事例では携帯電話のメール機能を利用し小説を書いて新人賞を受賞した人などがいます。

私達の介護の仕事はどうでしょうか?

まさしく、学び場に適してませんか?

人生の先輩から学べます。


どんな仕事でも良く人生勉強といいますが、たまには、自己の業務から何が学べるかを考える時間を持つことをお勧めします。


例えば職場で人間関係が上手くいっていない、嫌な人がいる。

そこで学べる事は何でしょうか?

又、売上が伸びない?

そこで学べる事は何でしょうか?


実際、当事者になると、「そんな余裕は無い!」という心境になってしまいます。

(正直、私もなる時があります)

理想はそこで、冷静に「この経験は得れるものは何か?」と考えられる心の余裕ですが、未熟者の私は、そこまでの境地に達していないので、少し時間を置いてから、あの経験で学んだ事は何かな?と考える事にしてます。


仕事を作業にせず、志、気持ちを持って行う事が社会人の修行だと思います。

そういう修行だから仕事は楽しいんだと感じます。

家族の為、生活の為、勿論、それも重要です。


しかし、一番は自分の為になる事です。

素直に受け取れる心があればどこでも学びの場になります。


ありがとうございます。



下記クリック

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ