モノマネ!真似ぶ⇔学ぶ
私はルパン三世がすごく好きで、学生時代、社会人一年目と数回、坊主風にしV字に刈り込みを入れた事もあります。
周りからは、「剃り込み?」と言われていました。究極の自己満足!でした。
ルパン役の声優の山田康雄さんがお亡くなりになった時は寂しく、「これからルパン見れない!」と作者のモンキー・パンチさんと同じ位、ショックを受けたと勝手に自覚しています。
しかし、救世主が現れたのです。
栗田貫一さんです!モノマネ芸能人です。
しかし、モノマネ芸人はパロディー色が強く、「笑」は広められますが、「感動」を広める事は難しいと感じます。
どうしてもオリジナルと比べてしまい、時に不快になってしまう事もあります。
何故、栗田さんが山田さんの死後、ルパン三世の声優として13年以上も受け入れられているか考えてみると、栗田さんはこんな風の事を言ってます。
「山田さんが生きていたら、僕は一生ルパンファンのままであったと思います。山田さんという手本があれば、完璧にルパンをものまねできるが、亡くなっているので、完全には真似できません。僕は山田さんならきっとこういう感じで表現すると思いながら、山田さんのルパンの匂いを少しでも出せるよう演じている。今でも収録前には山田さんのルパンの映像を見て雰囲気や匂いに加え、山田さんの声を徐々に出しながらスタジオに向かっている」
同時に「自分は山田さんのものまねであるという認識とともに山田さんが作り上げたルパンを貶めてはならない」
これだけ聞けば分かります。
爽快感を与える真似です!
子供を見ていると、良い事も悪い事も、大人の真似をします。
近くに子供がいる方は経験があるのではないかと思います。
子供がヒーロー物を真似るのは好きだからです。
好き=憧れ
「学ぶ」の語源にあるように、真似る(マネル)は学ぶ(マナブ)です。
仕事に当てはめて考えてみても、上司や先輩の行動などを「真似」ているうちに、それが自己の元となり、出来てくる、自信が持てる事も多々あります。
尊敬する上司や先輩を真似るにも、相手に「好き」「憧れ」の感情があるから真似たくなるのだと思います。
「真似」は必要です。
しかし、真似をするにも、最低限のモラルが大切です。
真似をしたい対象の方が「不快」に思わない様にする事が大事だと感じます。
私が真似され、不快だった経験です。
3年ほど前、当社の通所介護を見学に来たAという居宅介護の事業所の方がいます。
そこから、利用者様も紹介され、有効な関係が築けていると感じていました。
しかし、ある時、「今月から通所介護を開設する」とのお知らせが来ました。
「一言位、言ってくれてもいいのになー忙しかったんだろう!」位の気持ちでした。
当社の通所介護を利用されている方が、「担当のケアマネさんからもう一つの通所介護に行くように強く勧められたので断るのが悪いから行く事にした」との事を伺いました。
担当のケアマネさんはA事業所の方です。
それから、しばらくして、その利用者様が利用された日の事です。
連絡ノートの内容、字体が違うのです。
よくみると、Aの通所介護事業所の連絡ノートでした。
目を疑いました。
同じメーカー、同じ書き方、同じ項目、プログラムも全く同じ、送迎車、ユニフォーム、
とても不快で、当時の小金井の責任者の萩原さんと 、呆れてしまいました。
真似をされるのは、「目標」とされているから光栄です。
しかし、ノート一つとってみても、試行錯誤、汗の結晶です。
皆で相談し、書き方、内容など苦労して築いたものです。
著作権が無いからと言っても何でも有り?
私達が欲しかった事は「教えて欲しい」「参考にさせて欲しい」等の気持ちです。
それがないと真似ではなく、「パクリ」と感じてしまいます。
私は、「これいいな!」と感じたら、「真似していいですか?」「参考にさせてもらっていいですか?」と必ず聞くようにしています。
そうすると、そのやり方になった経緯なども伺う事が出来、深く知る事が出来ます。
こそこそ、真似ても気分が悪いです。
例え表面的な事は「パクル」事が出来ても、それは「本物」では無いと思います。
栗田さんのように、真似させて頂く方にも、周りにも、爽快感を与える事が出来る位に誠意、真剣さ、を持ち真似し、学び、成長していきたく思いました。
ありがとうございます。
今日は、福祉業界の元気ある方々との遅い「新年会」です。
又、BlogにUPします。
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