心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/幻冬舎
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あなたは、以前こんな言葉を聞いたことがあるだろうか?
考えが変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば性格が変わる。
性格が変われば人生が変わる。
野球の野村監督や松井秀喜選手が似た言葉を座右の銘にしていると聞いたことがある。
では、最初の「考え」を変えるためにはどうすればよいのだろうか?
私は、読書がその一つの手段であると確信している。
一冊の本との出合いが、その人の人生を変えることがある。
一冊の本との出会いが、その人の行動に影響を変えることがある。
それはまさしくその本が、その人の考え方を変えることがあるからだ。
大袈裟な言い方ではなく、確かにそういう本が存在する。
[心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣]
この本が私の人生を180度変えるかどうかはわからないが、共感できる部分が多々あり、なおかつ少なからず私の考え方に影響を受けた。
恐らく、20代、30代の若い世代の方には通じるところがあると思う。
もともとこの本の存在は以前から知っていたが、正直な所、特に興味を惹かれなかった。
長谷部選手は、日本代表のキャプテンだが特に秀でた特徴もなくパッとしない若い選手。
そんな印象からか、彼の本を手にとって読もうと思ったことはなかった。
ところが、
ヨーロッパに住む仲の良い友人と尊敬する先輩の二人が絶賛していたため、先輩より拝借することにした。
読み始めて、数ページ経ってから、考えが変わった。
実際付箋をつけたページが多く、本を買うことにした。
ほんの一部だがご紹介したい。
・ドイツには、「生理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。それが、日々の生活や仕事に規律や秩序です。
・周囲の人は自分が意識しているよりもはるかに、僕のことをみていない。日本にいるときは僕は周りの目をすごく気にしていたところがあって、もしかしたらそれが小さなストレスとして、日々蓄積されていたのかもしれない。ドイツ人に倣ってまわりが見ていないと思うようにしたら、急に開き直れたのだ。
・(ドイツ、オランダ、ベルギーで活躍する日本人選手8人がデュッセルドルフの居酒屋に集まった。)~中略~ 結果的にこの日は一人もアルコールを口にしなかった。これこそプロの集まり。
・ヨーロッパでは黙っていては誰も話しかけてくれない。
・日本人選手がヨーロッパでやっていくためには、競争に前向きなメンタリティーが絶対に必要だ。
・京セラ創業者稲盛さん曰く「判断に迷ったときは人として正しいかどうかを考えている」
・自分が発する言葉とは自分自身に語りかけているところがある。
・ドイツではメンタルトレーナーを採用するチームが増えてきた。ドイツ代表の柔道選手やラグビー選手が臨時コーチとしてきたこともある。
・遅刻というのは、周りにとっても自分にとっても何もプラスを生み出さない。子供の頃から常に集合の1時間前に着くようにしている。
・今でも楽な方に流されそうになることがある。そんなときは、自分の恩師、両親など色々な人の顔を思い浮かべる。皆の存在が弱い心にブレーキをかける。
・考えは生き物。常に変化してよい。
・絶対に目を見て話す。目線をはずさない。
・中村俊輔選手はスペインのチームに移籍したが半年間満足に出番がない時期が続いて、結局古巣の横浜マリノスに移籍した。出場時間は限られていたけれど、(中村選手の)スペイン移籍は失敗じゃなかった。一度きりのサッカー人生の中で憧れていたリーグでプレーできる選手は一握りしかいない。それを実現できた時点ですでに成功であり、異なるサッカー文化の国でプレーしたことで、アイデアの引き出し、プレースピードの対応など、純粋にサッカー選手としてもプラスになったものは多かったはずだ。
海外で挑戦した経験がある人なら、それによって何が得られるか知っているからだ。
編集後記
長谷部選手行きつけのお店と温泉が、日本とドイツにある。ミーハーながら全て行ってみようと思う。感想はまた別途お伝えしたい。
・ヴォルフスブルク「La Grotta」(イタリアンレストラン:若鶏のグリルにぺペロンチーノ)
http://www.lagrotta-wob.de/
・修善寺温泉「あさば」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~umayu/page156.html
・静岡県熱海 「熱海 (旧蓬莱)」
http://www.ikyu.com/dg/guide/acc3/00000833/00000833a.aspx?AspxAutoDetectCookieSupport=1
また、本日より2013年の11月16日までの一年間。1日最低1回必ず記事を更新することをここに宣言する。
ブログ読者の方でご要望があればいつでもコメントをお願いしたい。