10月最初の文学カフェ☆



と、そのまえに、10月は管理人二人の誕生月なので、

一緒にお祝いしました。




○本日のカフェ

  musse de chocolate ショコラミュゼ (イムズB1)

  マロンパフェ ¥500-



今が旬!マロンパフェがタイムリーに割引価格(500円!)だったので、

ふたりともそれぞれ美味しくいただきました。


最近やっとモンブランの魅力がわかりはまっていた私ですが、

あまりの大きさに半分くらいでギブアップでした。


さえちゃんは甘いものは大得意なのであっさり平らげていました。

誕生日のいい思い出になりました^^





○本日の文献 

   

 

 鍵のかかった部屋 ポールオースター (白水ブックス)


これはさえちゃんが卒論で研究している作品です!

毎回思考のヒントとして、研究書も少し読んでいますが、

この文献ではさえちゃんの卒論を使います!


予習としてオースター作品『幽霊たち』を読んで

想像以上に面白かったので、こちらも期待大でした。


おなじ作家の作品なだけに幽霊~との共通点も多々ありました。


今日はさえちゃんからオースターに関する予備知識を学びました。

この作家の場合は表現技法が独特で、考察の切り口はたくさんあり、

ますます魅力的に感じました。


と話もふくらみましたが、


今回はバースデー記念で巨大マロンパフェを堪能したので

詳しい考察は次回更新します^^


(かな)


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今日読んだ本



 『幽霊たち』 ポールオースター1986(新潮文庫)



これはポールオースターの「ニューヨーク三部作」のうちの一冊です。

彼の作品は初めてでしたが、思いのほか引き込まれ、

あっという間に読みきりました。


   まずはじめにブルーがいる。次にホワイトがいて、それからブラックがいて、

   そもそものはじまりの前にはブラウンがいる。


なんとも不思議な書き出しで始まります。

それぞれ色の名を与えられた登場人物たち。

ブルー(探偵)はホワイトからブラックという人物を見張るように依頼されます。

しかし、ブラックはただひたすら机に向かい何かを書くのみ。

そして、ブルーはたたひたすらそんな彼を見つめるのみ。


ブラックという人間を見張ると同時に、ブルーは自分という人間について、

自分は何者なのかを見つめるようになります。

ブラックという他者を見ているようで、ブルーが見ているのは自分という自己である。


自分とは何か?繰り返される問いかけにより、

自分が見ている外的世界そして自己の世界について考えさせられます。


意外なストーリー展開、言葉のテンポ、リズム感も作品に引き込まれる要因です。


ポールオースターの他作品も読もうと思います。


(かな)



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9月23日 文学カフェ @天神ドトール




○本日の文献     

 The Great Gatsby グレートギャツビー 

 フィッツジェラルド著 (野崎孝訳)



○作品解説

 英文学を学ぶ人には言わずと知れた、

 アメリカ文学者フィッツジェラルドの有名作。

 第一次世界大戦後、1920年代の失われた世代(ロストジェネレーション)

 を生きた作家が描く作品には、夢を追い求める姿が描かれている。

 


○作品あらすじ

舞台は1920年代のアメリカ。物語の中心人物は、ギャツビー。彼の姿をニック・キャラウェイが一人称で語る、という形式をとっている。ギャツビーはニューヨーク郊外のロングアイランドに豪華な邸宅を構え、毎晩のようにパーティーを催していた。彼の身分は謎に包まれていたが、招待客は密輸やスパイ、殺人など法に背く行為の末に大金持ちになったのだと噂されていた。ニック・キャラウェイはそんなギャツビーの隣に住んでいた。やがてパーティに招待されるようになり、徐々に彼の秘密を知るようになる。ギャッピーにはかつての恋人デイジーがいた。デイジーはニックの友人であるトムの妻でもあった。

ニックの仲介でギャツビーはデイジーと五年ぶりに再会する。彼らは次第にかつての愛情を取り戻す。しかしある事故により事態は急変。デイジーの運転する車が、マートルという女性をひき殺してしまう。その車にはギャツビーも同乗していた。マートルはトムと不倫関係にあったのだが、彼女の夫ウィルソンはギャツビーがマートルをひき殺したとトムから伝えられ、ギャツビーの逆襲を試みる。ウィルソンはギャツビー邸に忍び込み彼を射殺、後に自らも命を絶った。

 

一人の女性を夢として追い求める主人公の悲劇的な生涯が描かれている。 (かな)




○考察


 『グレート・ギャツビー』とは、ジェイ・ギャツビーが物質主義的社会に共存して人生を歩んでいく姿を描き出している作品である。時代背景としては、1914年に勃発した第一次世界大戦に介入したことが功をなし、1919年の戦争終結を意味するベルサイユ条約によってアメリカは世界一の債権国家へと発展していく。大繁栄を遂げたアメリカは「黄金の20年代」へと突入したのである。この20年代の桂冠詩人と呼ばれるフィッツジェラルドが、ジェイ・ギャツビーの生涯を1920年に制定された禁酒法から1929年のウォール街の崩壊までの10年間を象徴的に描いた作品が『グレート・ギャツビー』である。

 フィッツジェラルドはギャツビーの夢を”American Dream”の崩壊と関連させて描いている。この”American Dream”とは、もともとは神の国を建設するという理想のもと、自由・平等・人種などにおいて機会均等の国の中で、アメリカ人が自分たちの生き方を考えるというものであった。しかしそれは90年代に変質し、アメリカにやってきた開拓者が経済的に成功することだという意味になったのである。本作品で、まさにギャツビーは後者の意味に属し、物質主義成功により全てを手に入れようとした。特に彼がもっとも欲したのがデイジーであり、彼女と並んで歩くために社会的地位を確立する必要があったのだ。ギャツビーは自己実現とデイジーという全てを手に入れようとしたがために、崩壊へと向かい始めるのである。ギャツビーはデイジーの精神や肉体を愛していたのではなく彼女の声に惹かれていたし、デイジーもまたギャツビーの社会的地位や巨万の富に恋をしていたのだ。お互いがお互いの求めるものと違っており、とうとう現実に歪みが生じ始める。そして、ギャツビーを死へと追いやったのは、紛れもなく物質主義に操られたジョージ・ウィルソンであった。デイジーを庇って無実の罪を被るつもりだったギャツビーは、ひたすら愛するデイジーを待ち続けた。しかし彼が待ち続けた先にあったものは空虚な世界であった。「グレート・ギャツビー」とは、物質主義に踊らされたもの達が皮肉にも同じくその物質主義によって破滅へと至る物語なのである。


(さえ)


○本日のカフェ



@天神ドトール

広い店内でとても居心地がよかったです。

コーヒーも程よいサイズで、味も好きです。

まえだちゃんが食べてたモンブランが美味しそうでした♪


(かな)





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