願わくば 花の下にて春死なん・・・・ | EIBOのひとりごと

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ご存じ、西行の家集『山家集』所収




ねがわくは 花のしたにて春しなん そのきさらぎの もちつきのころ




という和歌です。この時期になると、必ず思い出します。


意味は、出来ることなら春2月(もちろん旧暦)の満月の頃、桜の花の下で死にたい


ものだ。


って、とこでしょうか・・・。


もう既に、この頃の日本人の死生観に、桜の花は深く影響していたんですねぇ。ふむふむ。






西行の生きた時代は、平安後期。もともと彼は、鳥羽院に仕える北面の武士でした。


俗名は佐藤義清さん。23歳で出家して、僧籍に入ったということです。


この歌を詠んだのが50歳を過ぎた頃と言われています。って事は、当時の平均寿命


を考えると、「死」というものを、より身近に感じていた頃でしょうねぇ。



それと、この歌にはもう一つ意味があるといわれています。


桜が満開を迎えるこの月は、釈迦涅槃のつきでもあります。(2月16日)


僧籍にある身分としては、当然強く意識した事でしょう。実際に記録では、彼は2月16日


に入寂したということです。


んな、あほな。と言わないでください。そう記録にあるんです。記録にあるんですってば!!


たしかに、出来過ぎのような気もしますが・・・・。





あと・・・・


『桜に木の下には死体が埋まっている』って、よく言いますよね?


この話をはじめて聞いたのは、EIBO幼少の砌だったのですが、花見でドンチャン騒ぎ


する大人を見て


死体が埋まっているのに・・・・・・・


って、恐れと同時に、小さなお胸を痛めたものです(笑)


その約20年後、頭にネクタイ巻いて一升瓶片手に裸踊りするEIBOを、誰が想像した


でしょうあせる


神のみぞ知るってやつですね(笑)




以前、この話の出所を調べたのですが、わかりました。ハイ。


『桜の樹の下には屍体が埋まっている』という書き出しで始まる、梶井基次郎(『檸檬』で


有名なあのひとですな)の小説が元で、話が広がったというのが真相のようで・・・。


ただ、小説のタイトルは失念しましたあせる


加齢による、健忘の為かと・・・・・しょぼん




前置きが長くなりましたが、


天気予報では、週末天気が崩れるような事をいっていたので、近所の神社に桜の開花


具合を観察しに行ってきました。


その結果、気象台に先立ち、




満開を宣言します!!


なかなか綺麗でしたよ音譜





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ついでに、わが地区の偉人っ!!


誰だかわかりますか?



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わっビックリマークはてなマーク名前が(笑)