今日は師匠のお寺に伺いました。
折しも「泉山七福神巡り」の最中で、
泉涌寺の塔頭寺院である
師匠のお寺は大忙し
ずらりと並んだ御朱印の列に、
師匠と奥様が筆を走らせているところで、
奥様とちょっとだけバトンタッチして、
私も御朱印のハンコ押しのお手伝い。
その後は本堂の入り口で
いらした方々に
お迎えとお送りのご挨拶で
お辞儀をしたりしていました。
すると、
ふと、心が温かくなって、
「私は皆様の心の中にいる
仏様を拝ませていただいている」
と言う気持ちが湧き上がってきたのです。
仏教では
<<一切衆生悉有仏性>>
=「全ての衆生は仏性を宿している」
と言います。
また、真言宗では、
「一木一草の中に大日如来が宿る」
というように、
草木あるいは鉱物でさえも
成仏できると言うのです。
言葉では知っていたのですが、
なんだか今日、沢山の方に
お辞儀をさせていただく中で、
自然と、
「私は皆様の中の仏様を
拝ませていただいているんだなぁ」
と言う思いが湧き上がってきました。
不思議なものです。
それは頭で考えてわかるものではなく、
自然と心に浮かんできて、
この時、この瞬間に
人々の心の中の仏様に
頭を下げさせていただいていることは、
ただ、ただ、
有り難いことだと言う思いが
心の底から込み上げてきたのです。
そう思いながら皆様を見ると、
誰しもこの世を生きる苦しみが
あるでしょうけれど、
心の中の仏様は
キラキラと輝いています。
みんななんて素敵なんだ!と
実感しながら、
ご本尊様にお祈りしている皆様を
愛しく思いました。
不思議な出来事でした。
ご本尊「丈六釈迦牟尼尊」の
お力なのかもしれません。
それと師匠の
慈愛溢れるお導きのおかげ。。。
文殊菩薩様の守護札もいただいたので、
2023年もますます精進します!!
最高最善